「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「逆説の日本史別巻1 ニッポン風土記西日本編」(井沢元彦)

昨日に引き続き、井沢元彦氏。累計450万部を突破する歴史ノンフィクションの金字塔「逆説の日本史」が10倍面白くなる「別巻シリーズ」がいよいよ始動!


実は、現在の「県」ではなく昔の「国」で捉えたほうが歴史は分かりやすい。38国のお国柄と気質に迫る。この本は西日本編。そのエッセンスを紹介しよう。


山城国】(京都府南東部)

太秦という地名も、もちろん古代秦(しん)帝国の末裔を名乗り、半島の新羅から日本へ移住してきた秦氏に基づくものだが、その語源は秦氏の先祖が初めて朝廷に絹を献上した歳、それが「うづ高く」積まれ、それを記念して秦氏「禹豆麻佐(うずまさ)」と呼ばれるようになったからだと伝えられる。


摂津国】(大阪府北西部・兵庫県南東部)

・大阪港のあたりは昔は浪速(なにわ)といったが、この地名は初代の神武天皇が即位前の「東征」のおり、九州から瀬戸内海を経てこの地に入ったとき、湾内の浪(浪)があまりに速いので「浪速」と呼び、後にこれを難波と書くようになったという。ちなみに現在の大阪ではこれを「ナンバ」と読む。


安芸国】(広島県西部)

・実は「広島」という名は毛利輝元命名したものだ。それまでは「己斐(こい)」といった。そのため、広島城の別名を「鯉城」という。プロ野球「広島カープの名はもちろん、ここから採られている。


土佐国】(高知県

土佐人というのは日本有数の議論好きである、そういえば、高知県民事訴訟が多いので、人口に対する弁護士の割合が最も多い県だと聞いたことがある。離婚も多いし、あまり名誉でないような刑事事件も多い、という話もあった。司馬遼太郎はこの地を、日本人が最もはまった宗教である親鸞の教え(浄土真宗)をまったく受容しなかった奇跡的な場所だといっている。


…へえ〜広島って昔から「コイ」だったとは!?雑学も満載!オススメです。(・ω<)