酒場のギター弾き 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「歴史謎物語 隠された真相を推理する」(井沢元彦)

今年、全作品の読破を狙っている「逆説の日本史」シリーズの著者、井沢元彦氏。どの本も実に深い、オモシロイ…。この本もグイグイ惹き込まれる!そのエッセンスを紹介しよう。


・クイズを一つ。釈迦、ソクラテス、イエス(キリスト)、孔子の四人に共通するものはなにか。もう少しわかりやすく問えば、この四人が共通するものはなにか・それは…本を書いていない(著述を残していない)ということなのである。すぐれた弟子たちが一生懸命に記録し宣伝しなければ、彼らの教えは後世まで残らなかっただろう。そもそも「すぐれた教えがそこにある」ことと「それを広める」ということは、まったく別のことである。


親鸞の教え道元の教えも、あまりも非妥協的で純粋でありすぎた。譬えていえば、それはウイスキーの原酒のようなものだ。老若男女だれもがひと息で飲めるというものではない。しかし、これを水割りにして、十倍に薄めれば十人が飲むことができる。百倍に薄めれば百人が飲むことができる。覚如がそして瑩山がやったのはこういう作業である。


水戸黄門というのは、歴史上実在の徳川光圀に、「こうあってほしかった」という理想を投影したものなのである。実際はそうではなかった。しかし、そうであってほしかった。江戸城にずかずかと上がり込み、将軍綱吉をやりこめる。老中柳沢をやっつける。地方を漫遊して悪代官を懲らしめる。そして水戸黄門の仁徳と賞賛することは、結局綱吉が暴君だということを暗に強調しているのである。


釈迦、ソクラテス、イエス孔子の四人とも、本を書いていないのか〜!にゃるほど!超オススメです。(・ω<)