タイトルも衝撃的だし、しかも消滅した国々が183カ国にも及ぶってこりゃスゴイ!ということで読みました。確かに、私の子どもの頃は、ソビエト連邦も東ドイツもチェコスロバキアもあったし、沖縄だって返還前だったからアメリカ領だってもんねえ。
(゜o゜)「傀儡(かいらい)国・独立勢力・作り損ねた国々…等々、珍国多数。怪しく・儚く・そしてどこかマヌケな今は無き国家達。現代史・国際政治トリビア・ウンチク・豆知識、超絶エピソードのオンパレード」そのエッセンスを紹介しよう。
・国連加盟国の数は、2012年の時点で193。加盟していないが日本が国交を結んでいる国は、バチカン市国、コソボ、クック諸島の3つがあって、その合計196から、国連加盟国だが、日本は承認していない北朝鮮を除き「世界には195カ国ある」というのが日本政府の公式見解らしい。
・私が小学校の頃、社会科の授業の使った世界地図には、今は無きソ連や東ドイツ、チェコスロバキア、ユーゴスラビア、それに南ベトナムが載っていた。それらの国が消滅したニュースは、日本のメディアでも大きく報道されたし、経緯やその後について様々な本が出版されているが、私たちが生きている現代社会、つまり第二次世界大戦後に、日本ではほとんど知らないまま消滅してしまった国も数多く存在する。なかには数百年間続いていたのに滅んだ国もあれば、国が誕生してから数ヶ月、いやたった一日で消えたという、まるで流れ星のような国まであるのだ。
・それらの多くは国際社会に認められないまま消滅し、地図には載らなかった国が多い。国の成立や滅亡は、古今東西さまざまな物語になっているが、流れ星のように消えてしまった国にも、それぞれのストーリーがあるはずだ。本書ではそれを歴史的な背景から解き明かしていったつもりだが、その結果膨大なページ数になってしまった。
その他、現在はマレーシアになっている「マラヤ連邦」、最初から消滅予定だった5日間だけの独立国・ソマリランド」、アメリカ軍に認められなかった左右ごちゃ混ぜ統一政権「朝鮮人民共和国」など。世界は広いねえ…。オススメです。(・∀・)