- 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 単行本
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なぜ、90年代のアメリカで少年犯罪が激減したのか?力士は八百長なんてしないのか?学校の先生はインチキなんてしない?ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?
などのユニークな切り口で興味深い問題を提起。その中でも面白かった二つの話をダイジェストで紹介しよう。
【銃とプール、危ないのはどっち?】
アメリカでは、一年間に家のプール11,000個あたり子供が一人溺れている。(この国にはプールが600万個もあり、10歳未満の子供がだいたい毎年550人溺れている)。一方、銃の方は、100万丁あたり1人の子供が銃で死んでいる。(銃は2億丁あると推定されていて、毎年銃で死ぬ10歳未満のk徐どもはだいたい175人だ。)プールで死ぬ可能性(1万1,000個あたり1人)と銃で死ぬ可能性(100万強丁あたり1人)では比較にならない。だいたい100倍くらいである。
それじゃあプールが銃みたく怖くないのはなぜだろう?子供が近所の家の銃で胸を撃ち抜かれると思うと、おぞましいし、ドラマチックだし、ぞっとする―つまり、恐ろしい。プールは恐ろしいという感覚を呼び起こさない。これは、一つには慣れという要因があるからだ。
【飛行機に乗るのと車を運転するのとでは、怖がったほうがいのはどっち?】
旅行するとき、車と飛行機のどちらかを選べるなら、それぞれの時間当たりの死亡率を考えるといいかもしれない。アメリカでは、毎年車の事故で死ぬ人(だいたい4万人)のほうが飛行機の墜落で死ぬ人(1000人未満)より多いのはたしかにそうだけれど、ほとんどの人は車に乗っている時間のほうが飛行機に乗っている時間yほりずっとながいというのもやっぱりそのとおりだ。しかし、時間あたりの死亡率で比べると、車と飛行機はだいたい同じぐらいだ。
確かにそうだよね。(・_・) 交通事故で亡くなる人が約7,000人。でも自殺者は30,000人、お風呂など家庭の事故でなくなる人が約30,000人なんだから。モノの見方が変わるよね〜!面白っ!オススメです。