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御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか? (祥伝社新書 99)
- 作者: 松本賢一
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: 新書
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ちなみにウチ(SA)のキャッチフレーズはコレ!
『営業マン&セールスレディの成約率をたった1ヶ月で30%アップのコミュニケーションスキルを教えます!』 どう?分かりやすいかな?(^^♪
現代社会において、私たちは1日に得る情報量は、江戸時代の人が一生かかって得ることできる情報量に匹敵するんだってさ!テレビ、ラジオ、新聞、雑誌以外にも、インターネットの発達により、私たちは絶え間なく情報に晒されているのが現状。そうだよね!
この本は自分の、そして自分のビジネスのプレゼンのツボとコツ!そのエッセンスを紹介しよう!
・「使ってもらったらわかってもらえる」というものがあります。逆に言い換えれば、「使ってもらわないと分からない」ということ。それでは、商品の良さやご自身の思いを伝えていないことと同じ。
・「こだわり」をマーケッティング用語で、「USP(ユニーク セリング プロポジション)」といいます。ひと言で言えば、「独自のウリ」のこと。この「こだわり」を考えるときに、次のような弱点があげられる。
1 こだわっているのは、自分たちだけではない
2 その「こだわり」がすぐに真似される
3 その「こだわり」が他社と比較してときに、あまりに分かりづらい。
・伝わる言葉としてのメッセージを造るときに、「小学5年生に分かるように」というセオリーがあります。
脳科学では、10歳前後に前頭葉がほぼ完成してしまうと言われている。10歳前後の子供に理解できれば、ほとんどの人に理解されるということ。そのため分かりやすいメッセージ作りが重要になってくる。
・日産のミニバンの「セレナ」のCMでは「モノより思い出」というキャッチコピーが使われ、とても流行りました。この車の核は「車を通じて得られる家族との思い出作り」にあります。つまり、お客は「車そのもの」を買うのではなく、「家族との思い出」を買うということ。表面上見られる商品の特質ではなく、その商品を通じて得られることを指します。
・スカッとさわやか(コカコーラ)
味ひとすじ(永谷園)
一粒300メートル(グリコ)
お口の恋人(ロッテ)
お金で買えない価値がある(マスターカード)
上から読んでも…下から読んでも…(山本山)
というキャッチフレーズはどこの会社かハッキリ分かる!
しかし、
・自然と健康を科学する(ツムラ)
・おいしさと健康(江崎グリコ)
・おはようからおやすみまでくらしに夢をひろげる(ライオン)
・清潔で美しくすこやかな毎日をめざして(花王)
の、ように比較的ありふれた言葉が使われているコピーだととたんに分からなくなるのが現実。(^_^;)
・自分たちの商品やサービスをメッセージ化することで、次のようなメリットがある。
1 覚えてもらえる
2 差別化が図れる
3 自覚が持てる
・小林製薬が得意とするインパクトのある商品名や分かりやすいサービス名を使ってメッセージ化する手法。「熱さまシート」「アンメルツヨコヨコ」「トイレその後に」「のどぬ〜るスプレー」など。そのままネーミングされたものでどのように使えばいいのか、どんな効果があるのかなど説明しなくても聞いただけで分かってしまうのが魅力。
他の商品名では、「甘栗むいちゃいました」(クラシエ)、「ご飯がススムくん」(味の素)、「男前豆腐」「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」(男前豆腐店)など。なるほど!( ..)φメモメモ
・「USP(ユニーク セリング プロポジション)」を組み立てる段階の3つの観点
1 自分自身の想い
2 会社、企業スタイル
3 商品、サービス
そういえば、昔、保険をやっていたときの自分のキャッチフレーズが、『一家に一人、小野塚 輝!』。
今は、『おのづから、輝いている男j、おのづかてる』。どうかな?小学5年生にも分かりやすいかな?
ボキャブラリーを仕入れて、もっと自分の『売り』を極めたいよね。(^^♪