この本はどこかなつかしさを覚える…。子どもの頃ってこういう感性を持っていたんだなあ…。(・∀・)
「ムンジャクンジュって、いったいなんだ?毛虫のように見えるけど、ふわふわしてぬいぐるみみたい。いいにおいがして、人なつっこいところもある不思議な生きもの―。伝説の山・クロヤマで良枝が花畑を見つけた日から、やがて大騒動が持ちあがってゆく十五日間の物語。自然とひととのかかわりあいを考えさせる傑作児童文学」そのエッセンスを紹介しよう。
誰もが立ち入ってはいけないという謎のクロヤマにひっそりと生えている、みたこともない花、クロヤマソウ。そこで良枝がみつけた毛虫のような小さな生きものは、ムンジャクンジュと名付けられた。
毎日、クロヤマソウだけを食べ、毎日一時間ずつ食べる時間がずれていく。しかも倍の量に食べていく。だんだん巨大化していくムンジャクンジュ。そして15日後にはなんと……!?
・川村先生は、へんだなと思った。クラスの子どもたちが、みょうにうきうきしている。あと一週間で夏休み、というせいだけではなさそうだ。ちょうど、音楽会か遠足の前日のような感じなのだ。いままでぽつんとひとりで本を読んでいた良枝のまわりに、クラスじゅうの女の子があつまって、たのしそうに話しこんでいるということ、もうひとつは、克彦の席にみんないれかわりたちかわりやってきて、なにかささやき、それを克彦がメモしていることだった。
大人には知られたくない子どもたちだのけ秘密ってあったよね〜!そして自然とのかかわりあい、衝撃的なラスト。オススメです。(・∀・)