「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「イチローUSA語録」(デイヴィッド・シールズ)


イチローUSA語録 (集英社新書)


いつも思うんだけど、イチローのプレイを生で観られて、同じ時代を生きていることにものすごい価値を感じる。(・∀・)


さてこの本。「大リーグ挑戦一年目にして首位打者等のタイトルを獲得、MVP、新人王にも輝いたイチローアメリカでは、寡黙な彼がみずから野球について語った一言一言を、「サムライ・プレイヤー」の深遠な言葉として受け取る人も多かった。そんな、アメリカの新聞、雑誌等に掲載された彼のコメントを、マリナーズの本拠地シアトル在住の作家が丹念に拾い集めたイチロー語録。日本では知られていない意外な一言も多い。日米二カ国語で同時収録。大活躍した2001年シーズンの全記録付き」そのエッセンスを紹介しよう。


イチローが一球ごとにおこなう儀式ー頭の上で時計回りにバットをまわし、右腕をまっすぐぴっちゃーに向け、左腕をのばし、肘を曲げて右肩にさわると同時にユニフォームを引っぱり、その姿勢を保つ、やがてその手をはなしてバットを構えるーの目的について説明を求められたのに対して、彼は答えた。

「ふしぎに思う人もいるだろうけど、何らかの方法がうまくいくとしたら、それを変える必要なないと思います」(01/5/28 スポーツ・イラストレイテッド


アメリカの広いストライク・ゾーンに慣れるまで苦労したかという質問に対して

「それが問題だとは思いたくない」(01/3/30シアトル・タイムズ)



・日本より32試合多いメジャーリーグの長くつらいシーズンに耐えられると思うかときかれて、

「まだ経験したことがないので、耐えられるかどうか、答えようがありません」(01/5/8朝日新聞


・映画『パール・ハーバー』は観に行かないとイチローがいったとき、ある記者がそれはテーマが気に入らないからかときいた。イチローはそれに対して、視力を落とさないようにするためだと説明した。

「ぼくは何であれ、時間がかかるものをじっと観ていられないんです。たとえば映画、どんな映画でもです」


・連続試合安打が23試合で途切れてがっかりしているかときかれて、

「ぼくはいつも一生懸命プレーしようとしているけど、今日は結果が出ませんでした。でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、全力を尽くしたからです」


メジャーリーグでの最初のシーズンの打率はどのぐらいになると思うかときかれて、

「正直にいってわかりません。ぼくは個人的打撃成績については目標はたてないんです。ただ自分の能力を最大限に発揮してプレーしたいだけです」


アメリカで成功するために、ファンとメディアのプレッシャーにどう対処するつもりかときかれて、

「ぼくは他人のためにではなく、ぼく自身のためにプレーするんです。彼らがかけたいだけプレッシャーをかけるのは勝手だけど、ぼくはプレッシャーを感じないんです。彼らがぼくに何を期待しているのかわかりません。ぼくはベストを尽くすだけです」


やっぱりイチローの言葉は深イイねえ。オススメです。(・∀・)



イチローUSA語録 (集英社新書)