いわずと知れた漫画の神様であり巨匠・手塚治虫。
彼の作品はみんな好きなのだが、私のベスト3をあげるとすれば、『ブラックジャック』『アドルフに告ぐ』そしてこの『ブッダ』かな!?
ブッダが初めて少年誌で連載されたのが、昭和47年で私が小学3年生の時。その時から毎月その少年誌を読み、そして単行本を買い何度繰り返し読んだことだろうか。この本は、12年間の連載『ブッダ』の作品の中から、勇気を与えてくれる言葉、心を癒してくれる言葉を集めた本。
人の運命とは?悪としての人間の存在とは?生と苦悩と死とは?など手塚治虫流の解釈でのお釈迦様の『生きるヒント』といっても華厳の滝…おっと過言ではない…。(~_~;)
『雲は一度として長い間同じ形をしていない。それにときには雨を降らせ、嵐まで起こさせる。人間の運命もそんなものなのだ……。そう、人の運命は雲の形のようにけっしてじっとしていない。……人の一生は雲のように変わる。決して、一生涯おんなじように幸福だったり不幸だったりするものではない。しかも雲は自分の力で変わってるのではなく…、風の流れとか、気温とか、太陽とか、昼や夜とかのせいで変化していくのだ。同じように人の運命も変わっていく。』
・なるほど〜!一人ひとりの個性も、そして人とのコミュニケーションもそうかも。( ..)φメモメモ
『いつも次のことを考えなさい。今、自分は何をしているのか?自分のしていることは自分にとって大事なことなのか。人にとって大事なことなのか。そして、大勢の人にとって大事なことなのか!国中の人にとって大事なことなのか。世界中の人にとって大事なことなのか。この自然にとって、あらゆる生き物にとって大事なものなのかよく考えなさい。そしてそうでないと思ったらやめるがよい。なぜなら、この世のものはみんなひとつにつながっているからだよ。』
・ハア〜!!!今ならいろんなところで聞く話だが、30年以上前のこと言葉!深い!
『私はいつか死ぬ。しかし、教えだけはみんなに残す。あとは自分自分で生きることだ。自分だけの力でな!』
アンテナさえ立っていれば、漫画からでもたくさん仕入れられるね!( ..)φメモメモ