30年くらい前によく参加していた市民大学講座(ザ・シチズンズカレッジ)。 その中で感動してカセットテープまで購入してまで何度も聞いた講演、それが山崎房一さん。そのタイトルが書籍になっているとは!あの頃は本を読んでいなかったからなー!「そのままのあなたで百点満点」いい言葉だね。勇気づけられるね。そのエッセンスを紹介しよう。
・あるとき、ハッとそれに気づきました。
自分のいのちは、ほかでもない自分のものなのだ、と。 自分のいのちは、だれのものでもない、百パーセント自分のものなのだ、と。そのままの自分を生きていくのに、他人に遠慮することなどすこしもなかったのです。
たとえ欠点があろうと、すこしもかまわない。それがあるがままの自分なのだから。それを、恥じたり減点し たり自分を責めたりするのはオカド違い―――。
自分自身に自分で百点満点をつけてみると、急に目の前が明るくなってきます。反省、後悔、クヨクヨ・・..... そんな憂うつな気持ちがいっぺんにどこかに消しとんで ゆきます。
他人に見せたくない、知られたくない、すこしも自慢にならない自分・・・・・・。そんなふうに自分自身の欠点ば かり見ていると、ひとはどんどん弱く小さくなっていっ てしまいます。まるで、 自分のいのちを他人から借りているかのように――――――。
・百点満点なのだから、いまのままでよい。百点満点なのだから自分を変えようと思う必要も、自 分を恥ずかしく思う必要もなかったのです。
今を生きているそのままの今のあなたで百点満点。そ れが自分の生命を一〇〇パーセント生きるということ。 自分を五十点だと思いこんでいると、あたまも行動も 五十点ぶんしかはたらきません。目も耳も口も、五十点 しかはたらきません。その上、笑顔が消えて暗い顔にな り、からだの調子も狂ってきます。
でも自分に百点満点をつけてみると、あたまも、から だも、そしてこころも、一〇〇パーセント・フル回転。 顔は自信に満ち、心は風船のように軽くなってきます。
そんなとき、五十点だと思いこんでクヨクヨしていた昨日までの自分が、ちょっぴり小さく見えてくるはずで す。
・こころは年齢に関係なく か弱くて無防衛
とても傷つきやすい
支えもなくこころは
こころは立っている精神的基盤などもない
非常に不安定でコロコロと変わりやすい
とかくものごとを悪く解釈するクセがあるとても淋しがり屋―――孤独感には耐えられない
無視されたりかまってもらえないと萎縮して硬くなる
言葉にあらわれます
・生きている言葉は、強力なプラス・マイナスのエネルギーを持っています
プラスの言葉によって心が癒され 励まされ 活力が与えられます
しかし 心ないマイナスの言葉は ひとを失望させ心をカラカラにしてしまいます
とくに 陰口や悪口は速い足を持っていて
あちらこちらを駆けまわるので気をつけなければなりません
こころは 身体を超敏感に支配します
身体もこころに敏感に反応します
梅干しを見ただけで口の中は酸っぱくなるように
「不幸だなあ」と思えば身体全体の力が抜けて落ち込んでしまいます
「馬鹿だなあ」と思うと脳がはたらかなくなってしまいます
「幸せだなあ」と思うと 心は躍動し 身体全体に活力が溢れてきます
「頭がいい」と思うと脳は活発にはたらくのです
・こころは ことばによってコロコロ変わる
『人生にとって最も大切なことはこころの持ち方よりも ことばの使い方です』
・「そのままの自分でいいのだ」「自分を変える必要はないのだ」「そのままの自分が素晴らしいのだ」そう気づくまで私は六十年もあちらこちらをさまよっていました
もう少し早く気づいていたらと思うこともありますが
私にとってはそれはそれでよかったのです。
いいなあ。ワタシも同じように60年掛かったかも!?この年でこの考え方に再会できたのもなにかの意味があるなあー。名著です。超オススメです。(=^・^=)