「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「土偶を読む図鑑」(竹倉史人)

 

この本、スゴイわー!感動したわー!期待をはるかに超える内容にビックリ!驚愕っ!!!(・・;)!!!


妊娠した女性を象ったとされる従来の土偶論を覆し、考古学者も驚愕した竹倉説を楽しみつつ、縄文人の美意識に触れる「アートブック」としても楽しめる一冊」そのエッセンスを紹介しよう。

 

土偶は植物をかたどった精霊像である」という私の新説に戸惑う人もいたようだが、多くの読者から好意的な反響を頂いた。古代人の生活における最大の関心事は「食料の獲得」である。それゆえ縄文文化を代表する土偶が、縄文人の日々の生活を支えた「植物資源の利用」と関係している、と考えるのはむしろ当然のことだ。縄文時代に最も多く制作された呪具が土偶であり、植物利用の本格化とともに土偶が増加していることを考えれば、その用途は自ずと浮かび上がってくるのである。

 

縄文人を神秘化して、土偶縄文人の生業(食料獲得のための労働)と結びついた、生活の道具である。まずは土偶のデザインを「解読する」ところから始める以外、土偶を理解する道はない。

 

 

・日々の食料獲得のために植物を最大限に利用し、植物の力によって生命をつないでいた縄文人栽培に際して様々な儀礼(豊作の踊り、など)を行い、植物例を祀っていたであろう縄文人そして土偶という呪具を熱心に制作していた縄文人。これらの事実をつなげたとき、これまで謎だった土偶の正体が現れるのである。

 

 

「ハート形土偶とオニグルミ」「クリも土偶のモチーフだった(合掌土偶)」「椎塚土偶とハマグリ」「結髪土偶とイネ」「遮光器土偶サトイモ」「縄文のビーナスとトチノミ」など。

 

いや〜!まさに目からウロコ、というのはこのことを言うんだろうねえ。縄文人、スゴイ!これを解読した竹倉さん、スゴイわー!超オススメです。(^^)