この本、いいわー!タイトル以上にいいわー!具体的だわー!わかりやすいわー!♪まさに時代を切り取っているわー!♪
「「知的職業」の半分が失業する時代。その危機をいち早く感じ取り、備えることのできる人だけが、生き残る。本書は、来たるAI時代に活躍する人材となるために必要な「能力」とは何であり、その「能力」をどのようにして磨けばよいかを語ったもの。
「AI失業」という言葉に漠然とした不安を抱く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊」そのエッセンスを紹介しよう。
「AI失業」という言葉に漠然とした不安を抱く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊」そのエッセンスを紹介しよう。
・現代は、いわゆる「ドッグ・イヤー」「マウス・イヤー」 と呼ばれる時代、「過去の七年の変化が、一年で起こる」 もしくは「過去の十八年の変化が、一年で起こる」 と言われるように、社会や市場、 産業や職業の変化が激しくなっている時代である。誰と言えども、 常に新たな能力を身につけ、 磨いていかなければならなくなっている。
・これまで急激な技術革新の嵐によって、 いくつもの職業や産業が淘汰され、消滅してきたが、淘汰され、 消滅した職業の人々には、実は「共通の特徴」があるからだ。 それは「持つべきときに、持つべき危機感を、持たない」。
・現在の知的労働の現場において、人間に求められているものは、 次の5つの能力である。
1 基礎的能力(知的集中力、知的持続力)
2 学歴的能力(論理的思考力、知識の習得力)
4 対人的能力(コミュニケーション力、ホスピタリティ力(接客力) )
5 組織的能力(マネジメント力とリーダーシップ力、人間関係力、 人間力)
「職業的能力」「対人的能力」「組織的能力」 のいずれにおいても「核」となる能力が「人間関係力」である。
・人間がAIに絶対にかなわない「3つの能力」
1 無制限の集中力と持続力
2 超高速の論理的思考力
3 膨大な記憶力と検索力
・AIが代替できない能力(人間だけが発揮できる能力)
1 クリエイティビティ(創造力)
2 ホスピタリティ(接客力)
3 マネジメント(管理力)
・「知識」=「言葉で表せるもの」、「智恵」=「 言葉で表せないもの」であり、 経験や体験を通じてでしか掴むことができないもの。「 体験的智恵」と呼ぶこともできる。
・「深夜の反省日記」=一日の仕事を終えた夜、 一人になったとき、会議や会合、商談や交渉を始め、 その日に経験した様々な仕事の場面を、心の中で追体験し、 その場面での自分の技術や心得を振り返り、 その反省を言葉で表していくという技法である。
・最高のスキルやマインドは「師匠」からしか学べない。「私淑」 とは、優れた能力を持っている人物を、心の中で「師匠」 と思い定め、その人の仕事をする姿から、言葉を超えて、直接、 その技術や心得を学ぶことである。 一流のプロフェッショナルと呼ばれる人々は、職種を問わず、 分野を問わず、誰もが、若き日に、優れた「師匠」 との出会いを持っている。
・「アイデア実現力」=優れたアイデアを発案するだけでなく、 そのアイデアの実現を妨げる目の前の現実、すなわち、 上司の判断、仲間の意識、職場の文化、会社の方針、 技術的生音大、資金的な制約、制度的な壁、市場の現状、 社会の仕組みなどを変えていくことのできる力、「現実変革力」 と呼ぶべきものである。そのために、我々は、まず「 目の前の一人の人間を納得させる力」や「組織を動かす力」 を身につけなければならない。
・急速に発達するAIは、早晩、この「コミュニケーション力」 のうち「言語的コミュニケーション力」については、 かなりの部分、人間の能力を代替していく。しかし、一方、 人間の心に対する推察力や想像力といった曖昧さのある「 非言語コミュニケーション」においては、やはり、AIは、 人間の高度な能力には追いつけない。従って、 人間に求められるのは、顧客の心を、その評定や仕草などから敏感に感じ取ったり、 心のこもった笑顔で、 顧客に安心感と信頼感を与えることのできる力、いわば「 言葉を使わないコミュニケーション力」となっていく。
・本当の「共感力」を身につけるためには、「苦労」 の経験が必要である。なぜなら、我々は、自分自身に、 それなりの「苦労」の経験が無ければ、 何かに苦労している人に対して、本当には「共感」 できないからである。「若い頃の苦労は、買ってでも、せよ」 である。「自分は、これまでの人生と仕事において、 いかなる苦労をしてきただろうか」その問いを胸に、 自身の人生と仕事を振り返ってみるべきであろう。「 体験的共感力」があれば、我々は、必ず、優れた「 コミュニケーション力」を身につけ、優れた「対人的能力」 を身につけていくことができるだろう。
・人間だけにしかできない「究極のマネジメント」とは?「 心のマネジメント」である。
1 共感協働のマネジメント
2 働きがいのマネジメント
「求められる人材」と「活躍する人材」は全く違った人材」は、まさにそのとおりだね。人間力の時代がやってきたねー!オススメです!(・∀・)