2年半前くらいのコロナで家で引きこもりしていたとき、知り合いから紹介されて大爆笑したのがゲッツ板谷さんの「板谷バカ一代」!笑った、笑った!落ち込んだときや、モチベーションが上がらないときに読むとサイコーのクスリになるよね!
さてこの本。久しぶりに読みました!それにしてもこの人の周りにはなんでこんなオモシロイことばかり起きるのだろう!?そのエッセンスを紹介しよう。
・とあるライター集団の草野球チームに参加していた頃、月3〜4回は他のチームと試合をしていた。オレらのチームは大概60代のジジイがピッチャーをやるのでいつもコテンパンにやられていた。負け試合の後で球場近くの小汚い居酒屋で飲むのだが、井上は年寄り連中のフォローをしつつも、実は自分も一回はピッチャーをやりたかったらしく、打撃に徹して、投げるのは自分が全部やるとプチアピールを頻繁に入れていた。
その甲斐あってか遂に堂々の先発ピッチャーに指名された。その試合の井上の張り切り方は尋常じゃなく、試合は16時から始まるのに、10時には球場の片隅で一人でシャドーピッチング。15時に行くと「遅えぞっ!テメーらあああっ!!!」と怒鳴り声をあげ、いつもはやらない一人で変なストレッチ運動をして、早くも延々とシャドーピッチングを繰り返していた。ベンチ裏には、井上の彼女である、ジュディ・オングを20キロばかし太らせたような女が立っている。そうか、こっそり呼んだんだな、クククク。
数十分後ようやく響く審判の「プレイボー〜〜〜〜〜〜ル!!」の声。井上hは背中を不器用に動かしながら一呼吸すると、バッターボックスのほうに振りかぶりならが第一球目を投げた。
バキンッ!!
なんとも言えない嫌な音だった。そんな音が井上が初球を投げたと同時に辺りに響き渡った。
「あがあああああ〜〜〜〜〜〜あっ!!!」
次の瞬間、突然吠えながらマウンド上に崩れ落ちる井上。(なっ……何があったんだよ!!)「ダメだ、右肩の骨が折れちゃってるっ。投球骨折だ、これ!!」泣きながらマウンドを下りる井上。
セカンドの長谷川が近づいてきながら「ったく、泣きたいのはお前じゃなくて、アッチにいる彼女だっつーの」
「そんなにマズかったの?」
「いや、客はソコソコ入ってたみてぇなんだけど、店主がしょうしんじしちゃってよ」
「ええっ、焼身自殺!?」
「そうなんだよ。焼肉屋なのに、最後は自分自身を焼いちゃってな」
「クレイジー商店街」「マボロシ(相模原のカレー)
いや〜笑える、笑える!2023年で一番笑ったかも。いいなあゲッツさん。オススメです!(・∀・)