「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「本は読むより書く方が10倍楽しい」(井狩春男)

時々、言われるのが「テルさんは、政治家にならないんですか?」→「なりませーん!目指しませーん!なぜなら、スキャンダルですぐ失脚するから!(笑)」
 
そして「本を書かないんですか?」→ 以前五行歌集」を出そうと思って、5000首くらい書き貯めたことがある。それとブログのネタをVOW!』ふうに紹介したら?これは考えたことがある!機会があれば出版したい!だれかきっかけを作ってくれー!!!(・∀・)
 
ということで読んだのがこの本!いつでも本を出せるように準備しなきゃ!φ(..)メモメモ
 
「出版点数が多い中、ベストセラーになる本は氷山の一角の一角。ねらってはいけない。欲のない本こそベストセラーになっている! 書くことの楽しさ、コツをわかりやすく井狩流に解説。最新の「ベストセラーの方程式」も収録」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
本は読むより書くほうが、絶対タノシイ。書きながら、いつも想うのだ。これができあがり、本になって店頭にならんだ時の、読者が手にとり、くいいるように見てくれている光景を。読んでくださるほとんどの人たちは、自分の知らない人であり、会ってお花祭をすることなどありえない人たちだ。誰でも読むことができ、本を通じて話しかけることができる。自分が死んでも、本はこの世に生き続けるわが子(本)は、永遠の生命を持ち続ける。死しても、読まれることを思うと、本は、読むより書くほうが意味があると思うのだ。
 
 
・基本的に書き方には決まりはない。むしろ型破りな方がいい。いいかえればユニーク。つまり、ベストセラーの方程式の中のキーワード「ユニーク」にあたる。気をつけてほしいポイントとしては2つ書き出しと最後の1行である。まず、書き出しは、その後もずっと読みたくなるような工夫をしてほしい。
 
・書店のスタッフの力で売れたのが『白い犬とワルツを』新潮文庫)のケース。単行本も文庫本も、最初は全然売れなかった。ところが千葉のある書店のスタッフが、手書きでちょっとしたPOPを書いて、本といっしょに並べた。
 
老人の前にあらわれた白い犬。
この犬の姿は老人にしか見えない。
それが他のひとたちにも見えるになる場面は鳥肌ものです。
何度読んでも肌が粟立ちます。
感動の1冊。
プレゼントにもぴったりです。」
 
という言葉を手書きでPOPにした。それで爆発的に売れちゃったのだ。書店員がその気になれば、本は売れるのだ。
 
・本も含めて印刷物には印税(印刷税の略)というものがある。この印税という形でお金をもらった一番最初は夏目漱石であると言われている。漱石朝日新聞の社員として給料をもらいながら、専属作家として連載小説を書き、給料とは別に印刷税として収入を得た。その後、文藝春秋菊地寛さんがいろいろ働きかけて制度として定着させた。それまで印税というのはなくて、作家は原稿料だけだった。
 
・印税のパーセンテージは10%ということが常識ではない。一番多いのが10%かなという程度。中には12%とか15%とか、高い場合もある。渡辺淳一失楽園は、日経新聞に連載されていたものを講談社野間佐和子社長自らが交渉し、20%の印税で単行本化したらしい。
 
「売れるキーワード」
 
①「身近」
②「短い」
③「すべて」
④「明るい」
⑤「ユニーク、または新しい」
 
 
 
これはなぜ売れたかっていうと、理由は2つ。まず五体不満足って「タイトル」。著者の乙武洋匡クンが考えたタイトルなのだが、これは乙武クンでなければつけられないものだ。それを彼はつけた。もうひとつはカバーの写真。写真にものすごいインパクトがあった。車イスに乗った、あの乙武クンの顔がすがすがしい。笑顔がとってもすてきである。いかにタイトルと装幀が重要であるかである。

 

もう一度いう。機会があれば出版したい!だれかきっかけを作ってくれー!!!(・∀・)オススメです。