「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ラジオは脳にきく 頭脳を鍛える生活習慣術」(板倉徹)

 
独身の頃、よくラジオを聴いていた。朝は、ニッポン放送高嶋ひでたけセンパイ(明治大学OB)から始まり、昼は文化放送吉田照美のやる気MANMAN!」。それがいつの間にか聞かなくなったなあ、イカイカン!
 
ラジオを聴いているときや読書の「場面想像」で脳全体が活性化する―など、脳機能低下を防ぎ、頭を良くするカンタンな方法を提案。無理なく継続でき、能力向上、記憶力アップ、脳の若返り、うつ病アルツハイマー防止などにも効果抜群なシンプル生活のすすめ」そのエッセンスを紹介しよう。
 
夢のような「便利さ」は、私たちの脳にとっていいことなのだろうか。「何もここまで便利にならなくてもいいのに」と思うことがある私が思うのは、世の中が便利になってきた時代、それはちょうど過程にテレビが普及してきた時代と重なるということだ。テレビが誕生する前は、人々が情報を得るには、新聞かラジオによらねばならなかった。新聞の文字情報、ラジオから流れる音声情報からは、人々は頭の中でさまざまな情景を想像しただろう。ところが今は、テレビの画面で何から何まで映してしまう。これではあまりに想像力の働かせようがない。
 
人間の脳にとっていちばん悪いのはどんなことか?それは、一日中テレビをつけたままにして何も考えずに画面を見続けていることだ。いちばん良いのは、テレビを観る時間を減らして、ラジオを聞く習慣を持つようにすることだ。生活の中からテレビを外し、ラジオや読書、あるいは音楽鑑賞でもいい、イメージを広げるための時間を持つ生活習慣を持つことが、私たち現代人にとって、急務といえる。
 
なぜ、ラジオが脳にとっていいのか。それは映像による情報がなく、音声情報した脳に届かないため、脳は得られない情報を補おうと働くからだたとえばテレビの台風情報では、わざわざ記者が暴風雨の中にずぶぬれになって立ちこんなひどい雨で前が見えない状態です。まっすぐ立っていることもできません!」と絶叫する。ところが、ラジオの場合、急風と打ちつける雨の音を背景にすでに一時間に50ミリ以上の雨が降っており、道路が水に浸かっています」というように伝える。ラジオは 視覚情報がないだけに、何気なく聞いているようでも脳全体の活性が非常に高くなっている。ラジオの音声はまず脳幹と呼ばれるところを通って、側頭葉に入って音として認識される。さらに言語として認識されるには側頭葉の言語野で処理される必要がある。とんでもなく広い範囲の脳が活性化されることになるのである。
 
毎日ラジオを聴いていると自然と集中力が高まることになるのだ、またラジオを聞きながらほかの作業ができる。いわゆるながら族」である。日常生活の中で便利さを与えてくれる。
 
・読書は、頭をリフレッシュするためにも、もってこいの方法である。ラジオと同じ効用を持っているので、脳を鍛えるために大いに活用してほしい。つまり文字情報から頭の中でイメージをつくり上げていくという作業が、高度に脳を活性化させることになるのだ。
 
はじめて「肩凝り」という言葉を使ったのは夏目漱石で、『門』という作品で主人公の宗助が妻の肩について「石のように堅い体」といって始めて肩凝りという言葉を使った。
 
体を鍛えるには運動がいちばんいいことは常識だ。ところが実は、運動は脳を鍛えることにも、かなり有効な方法なのだ。考えてみるがいい。脳が働き、神経から筋肉に指令が届かなければ、体は動かない。逆にいえば、体を動かしているときには、それが床にあるボールを拾うような、どんな単純な作業でも、脳が複雑に働いている。
 
料理は、脳を活性化するには非常にすぐれた方法であることをぜひ知ってもらいたい。なぜなら、料理をつくるには「推敲能力」といって、物事を推し量りながら進めていく能力が必要とされるからだ。
 
前頭葉(とくに前頭前野)を鍛えて「やる気」をアップするには、楽器を演奏するのもいいそれもできれば譜面どおり音をたどっていくのではなく、フリージャズのように自分らしさを表現できるような演奏ができるといい。昔手にしたことのある楽器をもう一度取り出して、自分らしい演奏を極めるのだ。

 

えっ!?じゃあ「料理」「一日一冊」とか「流し」って、脳にいいんじゃん!!!知らずにいいことやってたんだね。久しぶりラジオ生活になろうかな!?オススメです。(・∀・)