「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「躁鬱大学 気分の波で悩んでいるのはあなただけではありません」(坂口恭平)

 

前作品読破を目指している坂口恭平さんの本。ある種の天才だな!と思っていたらナント!躁鬱病なんだったって。意外や意外!しかもそれを克服するための大学を作っちゃったっていうから、やっぱり天才だねー!(・∀・)

 

「誰にも言えない悩みだと思っていたのに、そうじゃなかった?!31歳で躁鬱病と診断され、気分の浮き沈みの激しさに苦しんでいた僕がみつけた、ラクに愉快に生きる技術。みんな、人からどう見られるかだけを悩んでいる。鬱のどうにもならない落ちこみ、自己否定をどう扱うか。はたまた躁の周囲を疲れさせてしまうほどに過剰なエネルギーをどうするか。自らの経験をもとに、ユーモアあふれる対処法を徹底講義!」そのエッセンスを紹介しよう。

 

僕は躁鬱病です。今では双極性障害と言うらしいですが、その言葉じゃなんのことやらわかりません。躁鬱病と言われたほうがよく分かる躁状態がきて、鬱状態がくる。それを繰り返す。躁鬱病と診断されたときも「やっぱりそうなんだ」とホッとし、「僕が悪いんじゃないんだ、そういう体質なんだ」と人のせいにできた感触でした
 
医師が言っていたのは3点です。毎日服薬をすること、疲れすぎないようにすること。ちゃんと寝ること。それらが守られていて、いちおう仕事ができていて、生活が破綻していなければ、あとはまあいいでしょうというスタンスでした。
 
神田橋條治さんという精神科医「神田橋語録」を読んだとき、僕は力が抜けたんです。鬱が明けた瞬間くらいなものです。その文章で励まされ、鬱から抜け出しポカポカと体が暖かくなりました。

http://hatakoshi-mhc.jp/kandabasi_goroku.pdf
 
これから躁鬱大学を始めます。勝手に「大学」と名付けました。躁鬱病の人が生きていくためには、他の人とはちょっと違う技術が必要です。技術を覚えて、それをうまく駆使する方法を考えましょう。そうすれば躁鬱病という体質を持っている人も、健やかに生きていくことができるのではないかとボックは考えています。
 
躁鬱病は病気というよりも、一種の体質です」
 
僕は真剣に、躁鬱病で自殺する人をゼロにしようと今、試みてます。つまり、躁鬱病というものを「躁鬱人の特徴」という言葉に切り替えようとしてます。
 
・僕は、その人が一度も誰にも相談したことがないことの相談だけを10年間ウケ続けてきました。そして電話をかけてきた人すべてに共通することを見つけたのです。それは「人は、人からどう見られているかだけを悩んでいる」ということです。僕のやっているいのっちの電話とは、トイレなんですトイレっていうおはいつでも使えないとやばいです。ですが今、24時間いつでも使える人からどう見られているかを気にしていることを吐き出すトイレ」は、世界中を探しても、僕の電話しかありません。

 

なーるほど。多かれ少なかれ、これってそれぞれあると思うわー!ワタシも昔から「お前、なんでそんなにテンション、高いの!?」っていわれてたわー。(笑)いろんな人が共存するのがいいよね。オススメです。(・∀・)