「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「心理戦」で絶対に負けない本」(伊東明+内藤誼人)

 
このブログでは、コミュニケーションスキルやメンタル、心理学の本を多数紹介しているけど、中でも伊東明さん、内藤誼人さんは業界の二大巨頭かもしれないっ!そのお二人の共著といったら、こりゃ総集編だよね。オトクで効率的だよね。(・∀・)
 
 
「ビジネスで、プライベートで、人間関係を制するためにすべては他人の“心”を読むことから始まる!あなたの中の、眠れる能力を最大限に生かす…心理テクニック」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「タケノコはぎ」という風俗サギ】
 
まず「40分6000円」という相場よりもずっと安価な料金で客を釣り、結局法外なお金を支払わせるのは「ロー・ボール・テクニック」と呼ばれるものである。「コース料金」のほかに、「入会金」「指名料」「オプション料」「延長料金」として、少額を徐々に奪い取っていくのは「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」を、またオプションを提示する時に「パイズリ1万円」という高価なオプションを先に告げた後で「お金がないのなら、パンスト・プレイで5000円といういのがあると」と言うのは、「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」を利用したものである。もうこれだけでも「説得の三大テクニック」が惜しげもなく使われているではないか。
 
また店内の照明が真っ暗なことは、千円札と一万円を間違える客がいる。また、暗闇をいいことに、指名した女性とは全然別の女性に接待させることもできる。(錯視効果」)また暗闇だと恐怖をあおることができる。(恐怖アピール」
 
・「深層心理にある欲望をくすぐることができるのか」、キーワードは「イメージ」
 
1 人は製品そのものだけを買うのではない。その製品に結びついたイメージをセットとして買うのである。
 
2 そのイメージ、言いかえれば、“個人的な思い込み”をうまく利用して売ることが、成功の秘訣である
 
3 情報化、また、バーチャル化により、その“イメージ”の重要性が今後ますまず高まっていくことは間違いない。
 
・すべての戦いは「心理戦」であり、今後ますまず戦いにおける「心」の重要性が高まっていく。
 
 
フット・イン・ザ・ドア・テクニック」(小さな要請から初めて「断る」自由を奪う)】
 
・「阪神淡路大震災の被災者のために、署名をお願いできませんか?」→「いくらでもいいですから、被災者のために募金をお願いできないでしょうか?」
 
・「お茶しませんか?」→「ふたりでお酒でも飲みませんか?」→「どこかで休みませんか?」→ 「僕の家でコーヒーでも飲みませんか?」
 
・人間は、最初の依頼に対しては、完全な自由を持っている。しかしその自由は、だんだんと依頼が繰り返されるごとに小さくなり、ついには消えてしまう代物なのだ。
 
 
【ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」(相手の罪悪感を利用して大きな要請をのませる)】
 
・「告白する」→「断られる」→「せめて“お友だち”になってくれませんか」→「まあ、友だちとしてなら」
 
・「五万円貸してもらえないか」→「そりゃあ無理だよ」→「じゃあ、せめて1万円だけでもダメかな?」
 
 
【恐怖アピール(エックス線防御下着)】恐怖は弱めて使え
 
アメリカで青空文庫(リトル・ブルー・ブックス)を創刊したエマニュエル・ハルデマン=ジュリアス「本の医者」とうそぶいていた。
 
『金色の髪』年間600冊 → 『金髪の愛人を求めて』5万冊
『楽しむ王』→ 『好色王様のお楽しみ』
『会話について』→『会話上達法』
 
日本でも吾輩は猫である←『猫伝』
 
その他、「沖縄で電気こたつが売れる理由」「エルメスは高級品であるというイメージ」「合成洗剤にわざわざ泡沫剤を加える理由」「希少性を利用したテクニック(「デッド・ライン」「個数限定」「ハード・トゥ・ゲット」)」「「裏」の心理戦(封書詐欺、芸術品詐欺、かたり詐欺、死者を利用した詐欺、香典詐欺)」「印象操作・実践編」「心理学的プロファイリング」など。

 

ああ〜……昔、風俗のボッタクリにあったのはこのテクニックだったかあ……(笑)これであらためて学んでいこう!超オススメです。(・∀・)