「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「1968年」(中川右介)

中川右介さんの本って、オモシロイんだよね。プロ野球、音楽、漫画など幅広いジャンルで興味あるテーマを書いている。この本もそう。1968年かあ!4歳だなあ!まだ新潟にいたなあ!♪
 
 
1968年、世界の若者が旧世代と闘った年日本の若者も激しく動き、新たな潮流が生まれた。映画、漫画、音楽―。新旧衝突のエネルギーは何を創造し、そして大衆は何を愛したのか?混沌の深層を詳細、濃密に描きだす」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「『帰って来たヨッパライ』の衝撃」

 
50年前、1968年の日本は「昭和の青春」の真っただ中にいた。
 
世界のそして日本の新世代が、旧世代に「異議申し立て」をして、
そのエネルギーが噴出した年である。
漫画、映画、音楽など、大衆が愛した「文化」にもエポックメーキングの事象が続出する。
日本人の情念が作り変えられた「日本がいちばん熱い」1年だったのだ。

 例えば、ごく一部を挙げるとーー。
あしたのジョー巨人の星高倉健石原裕次郎黒部の太陽
帰ってきたヨッパライ、江夏豊
また、3億円事件という、いまだ謎に包まれた出来事もあった――

   1968年第1号(前年末発売)の「少年マガジン」であしたのジョーの連載がスタート。矢吹ジョーが疾走し始める。
テレビでは巨人の星のアニメ(当時はテレビマンガと称した)が開始、星飛雄馬の根性物語が熱視線を浴びる。
東映では高倉健任侠映画が人気のピークに達していた。
石原裕次郎三船敏郎が「五社協定」をぶち破り、大作黒部の太陽を完成させ公開にこぎつけた。

 ザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」
前年末にリリースされるや、またたくまにミリオンセラーに駆け上った。

巨人の星の中で同時進行のかたちでも登場した阪神タイガース江夏豊は、
実際の対巨人戦で王選手から三振を奪い、劇的な記録を達成した。

以上の事例だけではない。
大衆が愛してやまなかった「文化」を詳細に、濃密に描き切る。
熱い1年からちょうど半世紀。
私たちの「成熟」と「喪失」をも描き切っているのである。

 

「前夜ー1967年12月31日」「ザ・タイガースと若者たちの闘争」「『少年マガジンと漫画雑誌攻防戦」「若きエースたちー江夏豊星飛雄馬」「映画スターたちの独立戦争」「いくつかの後日譚」など。
 
いいなあ。この時代って。感動的だよねー!♪ まさに昭和のど真ん中っ!この頃を歌を歌いたくなりました!♪ オススメです。(・∀・)p