以前、岸本佐知子さんの本で「日本タイトルだけ大賞」というのがあると知り、その中で「今夜もカネで解決だ」という本があるということを知り、さっそく読みました!
しかし、タイトルがスゴいねえ〜〜!!(・∀・)
「日本タイトルだけ大賞」
「女には誰かに労ってもらいたい夜がある 〈疲れた体と凹んだ心をもみほぐす、マッサージ放浪記〉。リラクゼーションサロンは、疲れきった女の体と心を癒す「野戦病院」みたいなもの。超絶技巧のアジア系マッサージからセレブ御用達のヘッドスパ専門店まで。揉まれながら考えた、女性が働くこと、癒されること。読むと心のコリがふっとぶマッサージ放浪記!」そのエッセンスを紹介しよう。
・女には、一日で痩せなければならない日というものがある。 正確には「一日で痩せたように見えなければならぬ日」 ということ。私にとってそれは、 講談社エッセイ賞受賞式の日でした。結果、 1時間で首がグイッと長くなり、 盛り上がっていた背中の肉までスッキリ! こりゃ3キロは軽そうに見えます。天才!マッサージ中、 私は彼女に尋ねました。なぜこの仕事を極めようとしているのか、 と。彼女は言いました。「 こんなにわかりやすく人に喜んでもらえる仕事は、 なかなかないよ」なるほど。
・院長から受けた指令は、
1 お腹いっぱいになったら残す
2 甘いものや牛乳入りの飲み物をできるだけ避ける
3 ゆっくり噛んで食べる。
4 寝る4時間前までに夕飯を食べ終える
5 毎朝毎晩、体重を計る
でした。えーっと、 それができたらここに来ていないんですけどね。
・全身アロママッサージ、100分で18400円。 お値段は相場の約1.5倍。この価格を正当化するのに、 ぴったりの言葉があります。
Say 自分に!ご褒美!
この言葉を考えた人は天才!己を甘やかすだけの行為を、 自己を他者と捉え、労(ねぎら) うイメージにまで変容させたのですから。忘れてはいけません。 ご褒美を受ける人と授ける人は同一人物です。
・「女には、お金で解決できない悩みなんてないんですよ」
・それにしても、この「小顔コース」 という名前をどうにかして頂けませんかね。 他のお客さんに聞かれるのがすっごく恥ずかしいんですよ。「 このおばさん、小顔になりたいんだ……」 って思われているようで、とてもツライ。
「この安さ、嬉しいけれど後ろめたい(40分 1980円)」「魔法の言葉はホットストン(70分 4980円)」「自前ケアでは埋められないなにかについて」「 ダイエット鍼で肥満も金で解決だ!(45分 4950円)」「ついにここまで!「ワンタイムで本客化」 の波襲来(3回 13800円)」「自腹だからこそ、ご褒美は耽美(100分 18400円)」「この同意書には同意できません(120分 15000円)」「雄弁な手のひら(90分 19800円)」「元・野良犬へのプレゼント(60分 10800円)」「コラム 女を癒やすのは女」など。
いいなあ。この気持、わかるなあー!♪ やっぱりカネで解決かー!(笑)いま、興味津々なのは、「インド人のヘッドマッサージ」なんだとか。オススメです。(・∀・)