やっぱりなぎら健壱さんといえば『悲惨な戦い』だよねー!それから『いっぽんでもニンジン』『ラブユー東京スポーツ』『パブロフのハコ』など迷曲揃い。ワタシもかなり影響を受けているのだ。(・∀・)
さて、この本。「「ねっ、ためにならないでしょ?」「元祖ウンチク王」なぎら健壱が、珠玉の蘊蓄(ウンチク)を綴る。知っていてもためにならないけれど、知っていた方が何かと便利。そんな戯れ話が満載」そのエッセンスを紹介しよう。
・「犬の嗅覚ってこんなに凄い!」
麻薬犬ってのがいるでしょ、あのワンコはあんな危ないもの嗅いで、ラリパッパにならないんでしょうか?実は、これがならないんですってね。訓練のときから袋に入っているものを嗅いでいるわけだから。つまり直接嗅がないってわけですよ。ヘロインをビニール袋に入れて、それを嗅ぎ分けるってな訓練を三ヶ月するっていうんだけど。
・世界で一番売れた曲は、1942年のミュージカル映画『スイング・ホテル』でビング・クロスビーが歌った『ホワイトクリスマス』1965年12月の時点で、5千万枚売れていたそうですよ。でもそれから40年以上経っているんですから、現在のその比じゃないと思いますよ。なんせ、クリスマス時期になると必ず耳にする曲なんですから。
・元来、目線という言葉は存在しない。『視線』が正しい。我々の業界で、カメラに対する視線を、目線と言っていた。「カメラ目線でお願いします」と言えば、視線をカメラに送ることだった。それがいつの間にか視線に取って代わり、目線という言葉が堂々と使われている。
・「このタコ〜」という言葉は、『たぁこ』が正しい。これは『与太公』の省略。『よたこう』が『たーこう』になって、いずれ『たぁこ』になったんですな。
「短いけれど含蓄のある手紙(ビクトル・ユーゴー)」「スポンサーとクライアントの違いって?」「浦島太郎の後日談ってご存じ?」「あの言葉が、いつの間にか死後になっていたなんて!」「避妊具の呼び名も世に連れ…ですな」「海外で定着している以外な日本語」「人智を超えたサヴァン症候群の不思議」「アルミ缶とスティール缶」「戦艦大和vsノアの箱舟…?」「もし新幹線の中で出産したら…?」「紹興酒と老酒の関係は…!?」「日本が『JAPAN』なわけ」「思わず感心!『猿轡』の語源」「パフェとサンデーの由来」「透明人間になりた〜い!」「忠犬ハチ公秘話」「拍手の起源はどこに…?」「『ドッグタッグ』ってご存じ?」「『ガラスは液体』って本当?」「ナンバープレートの秘密」「疳の虫って何だろう?」「E電に乗って死語の世界へ」「なぜ九官鳥は『オタケさん』なの?」「『三本締め』と『拍手』の謂れ」「『およげ!たいやきくん』秘話」「飲まず食わずで何日生きられる?」「『ヘベレケ』の語源は、なんと…」「『岸壁の母』驚愕の秘話」「ホット・ドッグが生まれた日」「ジーンズかGパンか、それが問題だ!?」「誰もが知ってて歌える曲は…?」「銭形親分の仕事って?」など。
飲み屋のネタでおねーちゃんに語れるね。オススメです。(・∀・)