「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「決断=実行」(落合博満)

 

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三度の三冠王に輝いた落合博満。さすが!ビジネス書としてもかなり役立つ内容になっている。テーマは決断っ!

 

「名将が語る、人・組織・ルールetc.本質を捉える「考え方」とは?」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
チームは常にその年限りのものであり、残した結果もその年のチームのものそのチームを率いたのはあなた自身なのだ。だからこそ、あなたは「このやり方でいいのだろうか」「こんなことをしたらまわりになんて言われるだろう」という思いを振り払い、自分の信念に従って最善と思える決断をしてもらいたい。
 
・野球は私の仕事で、球団が来年も契約したいと思う結果を残せなければクビになってしまうのだから、翌年もプレーできる結果を残すことに集中した。そのためには。24時間365日、野球のことだけでを考える生活が必要だから、そうしたまでだ。選手の時も監督の時も、ただ野球という仕事に取り憑かれた。認めてもらいたいと人に取り憑かれたのではなく、ただ野球という仕事に取り憑かれた。そうすれば、何も迷うことはなかった。これをやってみたい。けれど、周りはなんと言うだろう。そんな不安は抱かなくてすむ。
 
・はじめから特別な能力を持っている人などいない。プロ野球の世界で、いわゆる素質の有無に左右されるのは否定しないが、素質だけに頼った人よりも、死物狂いでプレーした人が圧倒的に多い。
 
・考えてみてほしい。チームを強くするには、理に適った練習を他のどのチームよりも多く反復することだ。そうした練習をやり切るには、どのチームと比べても圧倒的な体力が必要になる。体力がついていないのに猛練習をすれば、ケガや故障で選手は使い物にならなくなってしまう。では、どうすれば圧倒的な体力が養えるのか。誰よりも食べ、しっかり休養をとるしかない。基本は食事と睡眠だ。
 
・プロフェッショナルの世界とは、先人が打ち立てた偉大な記録を塗り替えていくものであるのと同時に、誰もやったことのないパフォーマンスを見せていくものでもあるのだ。
 
「あなたの野球人生の最後の試合が、タイブレークで決着しても満足できましたか」
 
・私が一番大切にしているのは、自分の人生をいかに自分の思うがままに生きていくかということだ。そのために不可欠なのが、決断、実行だと思っている。最善を尽くしても期待した結果を得られないことはある。やってみて初めて、自分の力では及ばないと知ることもある。世の中は、自分にだけ都合よく回っているわけではないのだから。それでも、決断、実行した上での失敗は、反省材料や教訓となって次につながる。しかし、決断、実行しなかった後悔は何も生み出してくれない。自分なりに決断し、実行できる人間になることが、思うがままに生きていくことになるはずだと伝えないのだ。特に情報過多でスピード感のある現代を生きていくには必要なのではないだろうか。
もう一度現場に復帰してもらいたいよね。オススメです。(・∀・)

 

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