酒場のギター弾き 小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「雑談力 ストーリーで人を楽しませる」(百田尚樹)

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ベストセラー作家・百田尚樹さん。全作品読破を目指している中、意外や意外!こんな中身の本も出しているんだ!以前、ワタシの「雑談力」というテーマでセミナーを何回かやってことがある。こりゃネタを増やさなきゃ!と思って読んだのがこの本。


「書くより喋る方が100倍も好き」と語るベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。一度聞いたら忘れられない著者自身の失敗談など「ウケるネタの具体例」も満載。雑談で人を楽しませる快感を味わうための一冊!」そのエッセンスを紹介しよう。

 

・実は話すというのは、書くよりもはるかに難しい技術です。しゃべるのはその場での一発勝負です。推敲はできません。起承転結を考えて、尚かつ盛り上げにも留意して、最後のオチも決めるーこれを即興でやるのがトークです。
 
・人が注目して聞く話を5分以上するというのは、話術に加えて構成能力が不可欠です。構成力というのは、その話を一つの「物語」として組み立てる力です。
 
・私はテレビ業界に長くいたので、小説を書く場合にも「つかみ」にすごく気を付けます。極端な話、最初の1ページから面白いシーンがないと気に入らないのです。私のすべての作品はすべて最初の1ページから物語が動きます。私が意図的に冒頭をスローモーに作ったのは『プリズム』だけです。ベストセラー作家と言われている人の小説は、たいてい最初の1ページから物語が動き始めます。そう考えると、やはり「つかみの能力」イコール「物語作る能力」かなという気もします。
 
地球上には、自然界で生きていけない動物が一種類だけいるんです。それはカイコ(正式名称「カイコガ」)。足の力が弱いので、仮にカイコを野外の桑の下に止まらせても、葉っぱにつかまっていることができません。一日で葉から落下して死んでしまうのです。成虫になっても羽の筋肉は退化していて、羽ばたくことはできても飛べません。つまり人間の飼育環境下以外では、まったく生きることも繁殖することもできない動物なのです。
 
・他人に面白い話をする時には大事なことは、数字をあやふやにしないことです。具体的な数字があることによって、話のリアリティが格段に増すし、話の面白さがぐっと伝わりやすくなるのです。
 
面白い話ができる人になりたいと思えば、普段から、面白い話をストックしておくことをお勧めします。そのためには、まずネタを仕入れることです。本、新聞、テレビ、人の話からも面白い話を覚える」という気持ちを持ちましょう。
 
・ある男の子が銭湯で番台のおばちゃんに尋ねます。
「男の子はいくつになったら女湯に入れなくなるの」
すると、おばちゃんはこう答えます。
「女湯に入りたい、と思った時」
 
多くの人が勘違いをしているのは「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っていることです。実はこれは全然違います。本当に面白い話は、「話し手が一番興味ある話題」なのです個人的な興味の話を「いかに面白く話せるか」「自分の話したいことを、聞く方の身になって話す」ということです。
 
・一番大切なことは「人を楽しませたい」という気持ち。
 
雑談力は七割以上が話術です。情報部分は三割以下と思っていい。
 
・「板垣死すとも自由は死せず」→ 「痛い!医者を呼んでくれ」
 
「一度は絶滅したバーバリライオン」「なぜ惑星?」「葛飾北斎は93回引っ越した」「ロゼッタストーンを解読したジャン・フランソワ・シャンポリオン」「三つの箱のゲーム(モンティ・ホール問題)」四色問題」「失敗を笑いに変えるのは成長の証」「当て馬(噛ませ犬)の語源」「ビワアンコウのオスの悲劇(喜劇)」「ガガーリンの謎の死」「世界記録35回のブブカ」「サチェル・ペイジ」「同時三階級制覇ヘンリー・アームストロング」「ギネス認定世界一のケチヘティ・グリーン」「ベルリオーズの成功と恋と失恋」「国鉄の赤字37兆円!」「宝くじ250万分の1=人間の髪の毛10万本×25人」「オランダの英雄・メーヘレン事件」「脱獄囚・白鳥由栄(吉村昭破獄』佐久間清太郎)」「吉田清治=吉田雄兎(ゆうと)のミステリー」「戦後40年、突然の抗議」などなど。
 
さすがに話題も文章も上手い、オモシロイ。一気に読ませるねえ。やっぱり「ストーリー」だね。このシリーズ続編を出して欲しいなあ。オススメです。(・∀・)

 

 

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