「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「教養として学んでおきたい落語」(堀井憲一郎)

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しばらく寄席に行っていないなあ。ナマの落語を聞いてないなあ!(・∀・)!

 

日本人として学んでおきたい伝統芸能といえば落語!江戸時代から続く落語の歴史。
古くからある笑い噺から、泣かせる人情話、新作落語まで。 落語家とはどんな職業なのか、寄席とはどういう場所なのか、ちょっとしたマナー、時代とともに変わる落語の聞かれ方などについて解説」そのエッセンスを紹介しよう。
 
落語は、いまを語っている。
昔ふうたいでたちで、昔ふうな話を語っているが、結局、話しているのは、「いま」である。いまも通じる噺しか語っていない。なかなかそこのところがわかってもらえない。伝統的な古典芸能だと思われている。たしかに伝統的だし、古典的だが、でも相手にしているのは「いま」である。そして、語っている内容は「馬鹿」である。つまり、落語は「いま」のことを語り、「馬鹿」のことを語っている伝統的で古典的な芸能なのだ。馬鹿はだいたいわかりやすい。馬鹿を扱っている「落語」もわかりやすい。そいうことになっている。
 
・落語そのものの歴史。安楽庵策伝というお坊さんがいて、この人は説話のために笑い話をいっぱいため込んでいた。そのなかに現在の落語の原型もたくさんふくまれているのでいちおう、この人が落語そのものの元祖だとされている。落語家が出現するのは1680年代、五代将軍の綱吉が将軍職に就いたばかりのころ。江戸時代初期の三大都市に同時に生まれたのだ。この瞬間に、落語は、江戸と上方のものになった。京都に出てきたのが露の五郎兵衛江戸で出現したのが鹿野武左衛門、大阪に米沢彦八それぞれ神社境内などで客寄せ興行を行い、人気があったらしい。
 
「落語を聞くのに準備はいらない」「落語の歴史を紐解く」「テレビの時代」「落語協会の分裂騒動」「プロとアマの違いは「前座修業をしたかどうか」」「落語と落語家をとりまく世界」など。
 
体調が回復したら寄席に行ってみよう!落語初心者の方にオススメです!(・∀・)

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