「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「普通の家族がいちばん怖い 崩壊するお正月、暴走するクリスマス」(岩村暢子)

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 この本はショッキングだ!と当時にこれが当たり前、フツーになってきていることに時代の変化を感じる……。確かにフツーがイチバン怖いかも……!?(・o・)!

 
「いま、日本の食卓が激変している。223世帯を対象に実施された「フツウの家族の実態調査」が顕かにしたのは、破滅する食習慣と歪な親子関係だった。元日の朝ひとり菓子パンを食べる子供、大学受験生の息子にサンタクロースを信じさせる親。バラバラの「恣意」をリベラルな「自由」と錯覚する、ノリ重視の家族の実態とは――これまで誰も言及しなかった、まったく新しい現代家族論」そのエッセンスを紹介しよう。
 
中学生や高校生になっても、サンタクロースからプレゼントを貰う子供たちが、急増している。子供たちがいつまでもサンタクロースを信じ続けているように、様々な演出や工夫を凝らしている。特に子供が5〜6年生になると、「中学生になると信じなくなる子供が多いと聞くから」と、その演出方法も念入りになってくる。
 
・サンタクロースを信じていることは「夢」があること子供に「夢」を持たせることは親として大切なこと、子供に「夢」は持たせなければならないもの。そして「夢」を持っている子供は大丈夫、親の語る「夢」を信じて一緒に乗ってくれるうちのは親子が繋がれるいつまでも「サンタ」を信じさせておきたい……それは現代の母親に共通する思いなのであろうか。
 
・気になるのは、中学生や高校生になる子供に対していつまでもサンタクロースを信じているような子供でいてほしい」「子供にはずっと夢を見続けていて欲しい」「大きくなってもあまり現実を見ないでいてほしい」と、近年親が思うようになってきたことである。そして、サンタクロースの「夢」を共有してくれなくなった子供とは、心が通じあえなくなるような寂しさや不安さえ親が語るようになってきたことである。
 
「上げ膳据え膳してもらうお正月」「バラバラが嬉しいお正月」は、もう当たり前だもんねえ……。「令和」はますます変化するだろうねえ。オススメです。(・o・)

 

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