一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「となりの脳世界」(村田沙耶香)

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となりの脳世界

となりの脳世界

 

最近、ハマっている、村田沙耶香さん。 このヒトの頭がどうなっているんだろう!?どうしたらこういう発想が出るのか!?と思ったら、この本でなんとなくわかりました。(笑)

 
読み終えた後、目の前の世界が変わる芥川賞作家が書き続けてきた日常と想像のあれこれ。デビューから15年、初の決定版エッセイ集」そのエッセンスを紹介しよう。
 
自分ではない誰かの脳を借りて、そこから見える世界を、覗いてみたいなあ、といつも思っています。隣の人はどんな世界に住んでいるのだろう。きっと違う光景を見ているのだろうなあといつも想像してしまいます。私の脳の中はこんな世界です。そんな気持ちを込めて、本のタイトルを付けました。脳を取り替えっこする感じで、自分の住んでいる世界と比べたり、あの人は同じ光景をどんなふうに見るだろうと想像したりしながら読んでいただけたらいいなあ、という想いを込めたつもりです。
 
・私は少し遠くに遊びに行ったとき、何フロアもあるような大きめのスーパーを見かけると、そこにむしょうに入りたくなる。「フロアガイドだけ見せて、フロアガイドだけ」と訳のわからないことを言いながらも自動扉を入っていく。案内図を見上げて、書籍、とかいてある場所を探し当てると、たまらない気持ちになる。スーパーの本屋に妙に固執するのは子供の頃、それが一番近い本屋さんだったからだろう。
 
両親の食品街での買い物が終わるまでが、私のタイムリミットで、それまでは私と本屋との時間だった。その本屋はいつもあまり人がいなくて、本の背表紙だけが淡々と並んでいた。そこはなんだか大きな冷凍庫に似ていた本を手にとって開くと、物語が溶け始める。それまでは腐ることなく、何もかも清潔なままひたすら陳列され続けていた。
(「スーパーの蜃気楼」)
 
「皆、車や電車で窓の外に人間を走らせているじゃん?赤信号とか駅とか停まったとき、その人間、どうさせている?」と言った。「あー、どうだったかなあ」と考え込む人と、待って待って、人間走らせるって何!?え、それ、皆やってるの!?」と動揺する人と、リアクションは真っ二つに分かれた。(走らせている人」たち)
 
「宙返りの終焉」「初恋を手術した日」「わんたの目」「お風呂の中で水を飲むこと」「不完全な大人のままで」「宝物を作る喜び」「宝物の棒の思い出」「謎のクラスメイト(眼鏡をかけていないほうの谷村くん)」「こそそめスープ」「正座が逆の人へ」「増えるクラスメイト」「空を飛べた夜」「音楽を観る」「背平泳ぎのこと」「「予約をしている村田」のこと」「ヒューの才能」「AI的間違い電話」「セルフありがた迷惑(今、スキルが一番高まっている)」「間違い感動(1mのクリオネ)」「ものまね宇宙人」「朝酒の思い出(朝酒の会)」「算数苦手人間(1億を1円にすると)」「年齢忘却の日々」「着ない服愛好会の日」「タイムスリップコーヒー」「安らかな爆破」「まっくら森の歌」「ムーミンのマグカップ」「無印良品のパジャマ」「一番大切な部分を揺さぶる映画」「コンビニエンスストア様」「憧れの発明品(舌カバー)」など。

 

オモシロすぎるなあ……。確かに「走らせてる」なー!(笑)私も脳世界を見せたいわー!オススメです。(・∀・)♪

 

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となりの脳世界

となりの脳世界