酒場のギター弾き 小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「かつて誰も調べなかった100の謎」その2(堀井憲一郎)

f:id:lp6ac4:20201127053257j:plain

 

このブログは基本は、一度読んだ本は2回取り上げないんだけど、例外も数回ある。この本もそう。7年前に読んだんだけど、どーしてももう一度読みたくて、再読っ!!!

 

lp6ac4.hatenablog.com

「誰も調べなかった謎」を調べに調べたうちから精選した100テーマを再構成したのが本書。エスカレーターで右に立つのは関西人ではなくて大阪人と兵庫人だけ。写真を撮られるときのVサインの起源は1967年、星一徹だ。ミステリーの本の「重量」は90年代に重くなり続けた。バブル経済は実際その最中には誰も「バブル」とは呼ばず、初めてそう呼ばれたのは1990年だ。初代ウルトラマンは地球滞在時間3分をきちんと守っていたが、ウルトラマンティガはわりとルーズで4分くらいいた。OK牧場!」の由来を知っているかどうかの境目は1970年生まれだ、など。

 

再読するとまた響く場所が違うんだよね。そのエッセンスを紹介しよう。

 

「1カン」と数えだしたのは平成に入ってからである」
 
かつて寿司は「カン」と呼ばれていなかった。寿司は1つ、1個と呼んでいた。普通の数助詞を使っていたのだ。それがある時期から急に「カン」と呼ばれはじめた。どうも落ち着かない。うちの全スタッフをつぎ込んで調べた。むきになって、総員突入の雑誌総ざらえをやった。1983年から2009年までの雑誌で「寿司」とタイトルに入っている記事をしらみつぶしに調べました。カンは80年代に後期に散見するもののごく一部、1991年から増えだし90年代を通して広まり、2000年代に定着。高祖劉邦「漢による中国統一」をなして2205年のちのことである。「2003年、悪の「カン」による寿司助数詞統一なる」ポイントは80年代後半(のちにバブルと呼ばれる時代)には、みんな寿司は1個、2個と数えていたということである。おそらく90年代に寿司の社会的底上げがあったのだ。若い女性向けの雑誌で「寿司屋は怖くない」という特集が、再三組まれている。雑誌を見た新規の客も増えたのだろう。そのとき同時に「助数詞のカン」が導入された。
 
吉野家の「つゆだく」が許せなくて154店食べ歩いた話」
 
つゆだく、と頼むのは、みっともない行為である。これがおれの心の叫びである。だって、適正なつゆの量で食べられないって宣言なんだから。かっこ悪いです。そう思ったおれは旅に出た。東京の吉野家のどこかに「黄金の並」は残っていないのか」を探す旅である。牛丼が出てくると、半分だけ食べる。縦にすぱっと半分に切るように、真ん中で箸を入れて、半分だけきれいに食べるのである。早いよ。おそろしく早い。そしてどこまでつゆがしいとおっているかよく観察する。デジカメで断面を取る。そしてきちんに残りを食べて調査終了。280円。2月15日から毎日1軒ずつまわり毎日ちがう吉野家で並を食べ続ける連続記録」に挑戦した。そのまま148日連続で違う店で食べた。世界記録だと思う。タイ記録だったいやだな。だいたい、若者の多い街はつゆだくになります。で「黄金の並」だとおもった店が一軒だけあった。立花店。墨田区立花5丁目。ここのは感動した。
 
 
いきなり銀座の高級寿司店に行って寿司を食べるといくらかかるか」「いきなり鰻の名店に行くとどれぐらい待たされるのか」「『冷やし中華、始めました』は、いつ貼りだされるのだ」「昼から心地よく飲める蕎麦屋を探す」「『東京いい店うまい店』に22年間掲載されている49店」「エスカレーターは右に立つのは大阪だけ。京都は右には立ちませぬ」「伊勢丹はエレベーターよりエスカレーターで上がったほうが早い」チョコボールを1021箱買ったら金のエンゼル1枚のエンゼル64枚」「東海道五十三次を実際に歩いてみたところ」「松島5時宮島12時天橋立18時と日本三景を一日で回る」「郵便ポストの回収は表示してある時間どおりに来るのか」「「シンデレラエクスプレスで本当にキスしていたカップルは11組22人」「地下鉄のくせに地上を走っている時間が長い地下鉄ランキング」「七年かけて一万回聞いても掛からなかった「落語のネタ」」「ロメールによく使われる女性の名前ランキング」「「ペヤングの法則」発見される(2004年)」「講談社文庫の背表紙の色は作者が選んでいるのだ」「星一徹は一度もちゃぶ台をひっくり返したことなどない」「「文豪」と呼ばれる作家と「巨匠」と呼ばれる作家」「『伊勢物語から考える優雅に「やらせて」と頼む方法」「“人生の大事”を間違って他人の留守電に入れてしまう人たち」「日本人にもっともよく覚えられている年号は「1192年」である」「4桁の暗証番号をどうやって決めたかを194人に教えてもらう」「決まり手「うっちゃり」が激減してゆく大相撲の状況」「高校球児に「右投げ左打ち」の選手が異様に多いわけ」「ウルトラマンが地球上に3分以上滞在していたころ」「大学の単位は「取る」ではなく「来る」と学生が言い始めたころ」「「のぞみ・ひかり・こだま」の停車する駅の変遷」明治神宮が「初詣参拝客で驚きの日本一」になったころ」「「最後の一番」に勝って、それでも引退した横綱9人」

 

面白すぎっ!このシリーズ、もっとやらないかな!?思わず人に喋りたくなる。超オススメです!(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20201127053257j:plain