一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「ホークス3軍はなぜ成功したのか? 才能を見抜き、開花させる育成力」(嘉瀬雅則)

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いや〜昨日、ビックりしたね〜!あの福本豊の持つ11試合連続盗塁の記録を、ソフトバンク周東佑京が更新したよね、すごい、スゴすぎる!!!レフトフライで一塁から三塁まで走ったというトンデモないエピソードを持つ周東は、育成、つまり3軍出身なのだ!!!(*^^*)

 

21世紀の新たなる覇者・ソフトバンク。その「強さの原動力」として注目されたのは「3軍育ち」。育成選手としてプロ入りした、たたき上げのプレーヤーたちだった。千賀滉大、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京、大竹耕太郎――3軍制を取る球団は数あれど、なぜホークスだけが大成功を収めたのか?王会長をはじめ、多くの選手・関係者への取材を元に解き明かす。その源流は、やはり“あの男”へと行き着いた」そのエッセンスを紹介しよう。


・「支配型リーダー」の対極にいるのが「サーバント・リーダー」だ。イニシアティブを取る若手、中堅のリーダー格を「支援」する。つまり「やってみなさい」と、物心両面でバックアップをしながら、全体の足並みを巧みにそろえ、最終的に大きなゴールへと導いているスタイルだ。この人に任せておけば、悪いようにはならない。この人がそう言うのだから、きっと間違いない。その「信頼」を寄せられるだけの存在が、いるのか、いないのか。福岡ソフトバンクには、王貞治という、偉大なる「サーバント・リーダー」がいた。


・若き選手たちの「持てる素質」を開花をさせるために、激しく競り合わせる。そうすることによって、プロ意識が目覚める。そのための「場」を作らなければならない。だから「3軍」を創る。それが、王の描いた、育成の「グランドデザイン」でもあった。その一大テーマを受けて、部下たちが動き出す。新組織を立ち上げる。既存の他部署や本社との折衝も繰り返し、必要な資金を調達し、人事面も整えていく。王がいたから、3軍制が実現し、発展した。しかし、王は決して「俺が考えたんだ」「俺が作ったんだ」とは言わない。それが「サーバント・リーダーシップ」の極意でもある。

 

王貞治選手は、安住させちゃダメなんですよ。常に競い合わせる。危機感を感じない選手じゃダメなんです。タイトルを取った選手でも、危機感がある。じっとしてたらダメなんだ。危機感を、常に持たせる。本人を、その気にさせる。それが育成の制度で、一番優れた部分ですよ」


・勝つために、いい選手を発掘し、育てる。そのためのシステムと、鍛える場を作る。それが「3軍制」の最大の狙いでもある。王と、その思いを共有したのが、小林至という存在だった。王が「和」の人なら、小林は「戦」の人。あらゆる横やりが入ったときにも、王は小林にこう言って笑ったという。「心配するな。骨は拾ってやるから」「俺をうまく使えばいいんだよ」


・2軍でも、当然ながら実力格差がある。投げる機会がない。すると、自分の成長ぶりも分からない。課題も生まれない。恐ろしいばかりの悪循環。これでは練習するモチベーションすら湧いてこない。小林のプロ通算成績は、2年間で1軍登板なし。イースタン・リーグでも通算26試合、23回3分の1。0勝2敗、防御率6.17。年平均にすれば、13試合、12イニング。シーズンのうち、一ヶ月に2イニングしか投げていない。たったこれだけのチャンスで、やり尽くした。全力を尽くしたなんて、とても言えない。「試さずにクビ。燃え尽きていない。なんとなくクビですよ。悔しいだけ。それって、球団にも選手にも損失ですよね。試合に出ないと、うまくならないじゃないですか」


・メジャーだと、その下に3A、2A<アドバンスドA……とメジャー30球団はそれぞれ「8軍」まで抱えている。マイナー選手だけで約6000人。人材の裾野の巨大さは明白だ。競争を勝ち抜き、いくつもの関門をクリアしなければ、メジャーリーガーになれない。小林はこのメジャーの育成方法を「安上がり」と分析している。FAで桁違いの学で連れてくるより、マイナーからメジャーに上がってきた選手に、活躍してもらう。その方が安上がりだ。日本では2軍から1軍の「1つ」しかない。


・宮崎の青空に、球音が響く2月。野球の季節が、やって来た。その日を待ちわびていたかのように、白い梅の花がほころび始める。勝つために、そして、強いチームを作るためにー。根本陸夫から、王貞治へ。その「魂」は、しっかりと受け継がれている。


「無名中の無名の存在、千賀滉大」「甲斐キャノンの原点」「令和の韋駄天・周東佑京」など。

 

やっぱり王さんは偉大だ。しばらくホークスの天下は続きそうだね。野球ファン、必読!オススメです。(^_^)

 

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