「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「子規を「ギャ句」゛」る 名句をひねると「ギャ句」゛になりました」(夏井いつき)

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時々テレビをつけるとやっている『プレバト!!』、俳句の夏井いつきセンセイの鋭い解説とツッコミで改めて俳句の奥深さを感じているのはワタシだけじゃないだろう。

ところで『プレバト!!』って『プレッシャーバトル!!』の略称なんだってね!知らなかったっ!(・∀・)

 
さてこの本。正岡子規の名句が「ギャ句゛」になった!?そのエッセンスを紹介しよう。
 
たかがダジャレだろうと、ギャ句゛を馬鹿にしてはいけない。ギャ句゛を楽しむためには、まず原句を知らなくては始まらない今回は「子規の句を原句とする」という兼題で、ブログとHPにてギャ句゛を募集した。参加したギャ句゛ラーたちは、正岡子規の句を読み漁ったに違いない。一句一句を舌頭に千転し、ギャ句゛るためのアイデアを練る。韻を踏める新しい言葉を探す。これら一連の作業は、己自身の俳句修行においても大きな効果をもたらす。
 
1 名句を読む
2 名句を覚える
3 韻の働きが体に叩き込まれる
4 語彙が増え、言葉に対する感覚が鋭敏になる
 
言葉を楽しみつつ、仲間たちと笑い合いつつ、こんな得を手にできるのが、ギャ句゛という遊びなのだ。
 
 
陽炎や七年前の顔見ゆる 子規(明治30年
(陽炎のゆらぎの中に何かが見えるようだ。あれは七年前のあの時の面影だろうか)
 
→ ☆☆☆ 陽炎や七年前の由美かおる 野ばら
(七年前の由美かおると言えば、水戸黄門シリーズのかげろうお銀!毎回の入浴シーンが評判だったねえ。かおみゆる→ゆみかおると、同じ音で語順を並べて遊んだだけとは、あっぱれ技あり、星三つ)
 
相撲取の大きすぎたる花見哉 子規(明治25年
(桜の木の下に相撲取りが一人混じって座っている。一人で三人分くらいスペースを取って堂々としている。あるいは相撲取りが大勢で花見をしているとも読める)
 
→ ☆☆ 相撲取の大きすぎたるハワイ哉  島崎伊介
(ハワイ場所の風景か。当時の小錦は、本当に大きかった)
 
家あつて若葉家あつて若葉哉 子規(明治27年
(家があって若葉があり、また若葉があって若葉がある。若葉の緑が瑞々しく目にうつる住宅街の家並みである)
 
→ ☆ 家あつてスタバ家あつてコメダ  有本仁政
 
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 子規(明治28年
 
→ ☆ 牡蠣くへば金がなくなる法善寺 トポル 
  ☆ 蟹くへば金がなくなり道頓堀 有田みかん
  ☆ 藷(いも)くへば尻が鳴るなり放流時 のんしゃらん
 
足柄はさぞ寒かつたでござんしよう  子規(明治28年
→ 足柄はさぞ寒かつたで小三治師匠 赤島福助

 

いいねえ、タイトルからいいねえ!こんなのを見ると、ワタシもやってみたくなりました。オススメです。(・∀・)

 

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