一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜」(鈴木おさむ)

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芸人交換日記~イエローハーツの物語~

芸人交換日記~イエローハーツの物語~

 

昔、大好きだった初代・林家三平師匠が「笑わせる腕になるまで泣く修行」って言ってたけど、笑いの影には涙があるんだよね…。(T_T) そのことをこの本で知りました。

「誰かの夢のために自分の夢をあきらめるということができるのか!?」がテーマだ。

 

「結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずお笑いコンビ“イエローハーツ"。これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。何とかして変わりたい。そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。お互いの本音をぶつけ合うために――。交換日記形式で織りなされる、おかしくも切ない「絆」の物語」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「パスタ食べるならカルボナーラ 食べた後には、鳴るオナーラ」
 
芸人……ってすごい仕事だよね。売れてなくても借金が膨らんでいっても、「芸人やってます」ってことで安心できる。それでOKにしてる自分がいる芸人だからいつかは売れるんだ……って言ってることに安心してる。無職の人も。仕事がない芸人も同じなのに、芸人って名乗るだけで、みんな夢の切符を持ってるって思い込ませてる。芸人は始める時もやめる時も自分次第だろ?
 
・(1月27日田中へ)(前にここに書いたよな。「俺たちには華がない。運がない。キャラがない」あれは間違ってた。俺たちじゃなくて……俺には……だった。しかも俺には勇気がない。度胸がない。若さがない。実力がない。貯金がない。ない、ない、ない……。ごめん。俺には何もない。
 
・(1月27日甲本へ)まったく、どんだけヘコむの!?ヘコんだって仕方ないでしょ!それに何もないわけじゃない。僕らには力があるんだって。粘る力もある。続ける力もある。続けることが一番難しんだから……。
 
ー夢を諦めるのも才能だー。そうなんだよ。夢を諦めることってすげーんだよ。夢なんだぞ。10年以上追い続けてきた夢なんだぞ。それを諦めたんだ。すげーんだよ。これってすげーんだよ。だから俺には才能があるんだ。夢を諦める才能。これってすげーことだよな?
 
売れるって辛いんだね、仕事がどんどん入ってきて、レギュラー番組が増えていってさ、そうするとさ、自分らは番組に出てるけど、何年か前まで仕事が多かった芸人さんの仕事が減っていったりさ。毎日怖くて仕方ない。おもしろければいいじゃん!って思うのに、テレビだと視聴率で評価が決まる。顔には出さないけど、胃が痛む。寝れなくてここ何年かずっと薬を飲んでる。焦って、焦って、焦ってる。いつからだろう。おもしろい若手が出てくると心からほめられない自分がいる。……甲本、僕はダメだ。どうしようもなくセコい人間になっちゃった。毎日、焦る。毎日が怖い。そんで辛い。あれほど欲しかったものを手に入れたはずなのに。
 
だけど。だけどね、甲本。僕は辛いって言ってちゃいけないんだ。この日記、頭っから読んで、思った。僕の100倍、1万倍、1億倍、甲本の方が辛いよね。辛かったよね。僕の辛さは、夢に向かっている辛さだった。甲本は夢を諦めたんだもんね。その辛さ。だから僕は辛いなんて言ったらダメなんだね。ごめんね甲本。本当にゴメン。甲本があの時夢を諦めてくれたから、僕は今、芸人をやれてる。僕より甲本のほうが芸人でいたかったはずなのに。なのに、ごめん。僕、辛いなんて言ってごめん。
 
ラストの「タナフク 田中さんへ」は、特に泣ける……。(T_T) きっとこんなドラマはあちこちで起きているんだろうね。超オススメです。(・∀・)♪

 

 

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芸人交換日記~イエローハーツの物語~

芸人交換日記~イエローハーツの物語~