「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「イチローのバットがなくなる日 「アオダモ」を巡る渾身のルポルタージュ」(長谷川晶一)

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世界のホームラン王、王貞治が使っていた圧縮バット。いまは、バットといえばアオダモだよね〜、と思っていたのだが……実は、アオダモが絶滅の危機に瀕しているのだとか……。

 

イチローのバットには秘密がある。しなり、粘りに優れたアオダモ。しかし、アオダモが今絶滅の危機に。2003年から2010年、バットを巡る渾身のルポルタージュイチローが現役を引退するとき、アオダモは消える……」そのエッセンスを紹介しよう。
 
イチローのバットプロ野球一年目、1992年のオフに、イチローミズノテクニクスのバット職人・久保田五十一の下を訪れ、現役時代に巧打者として活躍した篠塚和典(巨人)モデルのヘッド部分を少しだけ軽量にしたバットを作った。以来、イチローは現在に至るまでずっと同じ形状のバットを使い続けてい
 
・メジャーに移籍した初年度こそ、材質を日本の北海道産のアオダモから、北米産のホワイトアッシュに変更したことがあったものの、2年目の2002年には再びアオダモへと戻し、現在もアオダモ製バットを愛用している。一方、松井秀喜アオダモからホワイトアッシュに、そして現在ではメイプル製のバットを使っている。一体、どんな違いがあるんだろう?
 
・久保田「私は、職人という言葉が大好きです。職人というのは相手に合わせて仕事をすするものです。私たちは選手の望むバットを作り続けるだけです。決して、工芸家や芸術家ではない。それでいいのだと思います」
 
アオダモという一本の木が、プロ野球のある側面を支えてきたのは事実だ。しかし、その役割もまもなく終わろうとしているのも事実だった。
 
「世界に誇る日本のバット材」「「日本のプロ野球を担っている」という自負」
アオダモの再生」「アオダモを取り巻く異変」「70年後を持つ5600本の苗木」など。
 

 ギターの世界でも、ハカランダローズウッドも無くなっているからねえ……。環境破壊が野球の世界でも起きているんだねえ……。野球ファン、オススメです。(・∀・)

 

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