「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「学校のセンセイ」(飛鳥井千砂)

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学校のセンセイ (ポプラ文庫)

学校のセンセイ (ポプラ文庫)

 

勉強もせず、できず、自分で働いて学費を払い、卒業証書だけをもらうためだった大学生活。(笑)その中でも教育実習の経験は4年間の中でも、いまでもその風景を思い出す。もしかしたら教師になっていたかもしれないなあ……。どんなセンセイになっていたのだろうか。(笑)

 

さて、この本。「そうなんだよ。面倒なんだよ。教師って」なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」適当に教師生活を送ろうとするものの、なぜか周囲の人間たちが彼に面倒ごとを持ちこんでくる。酔うと“女モード”に変身する友人、素行不良の生徒に、一方的な好意を寄せてくる生徒、神経質すぎる同僚の教師に、ヘンな格好をした隣人……。小説すばる新人賞作家が描く、誰よりも“教師らしくない”青年の、誰よりも“センセイ”な日々。笑って泣ける新しい青春小説の誕生!」そのエッセンスを紹介しよう。

 
「今までつらいときもあったけど、桐ちゃんに聞いてもらったら、いつもすごく楽になったよ。本当にありがとね。これからもさぁ、たまにはグチっちゃうこともあるかもしれないけど、でも、桐ちゃんも大変なときは、私頼ってくれればいいんだよ、いつでも。私たち、友達なんだから、ね?」最後にこれ、判決。
 
「被告は今まで、他人との深い関わりを“面倒くさい”という理由で適当に避け続けてきたため、関係自体なかったことにされ、適当に言いくるめられるという、相当虚しく、相当カッコ悪く振られるという刑に処するってとこころだろうか。
 
まあ、いいさ。罰が当たったんだな。今までの分。面倒くさがってた分。で、中川に「面倒くさいから適当に処理」されたんだな。まあ、仕方がない。控訴?しねーよ
、面倒くさいもん。あ、また面倒くさいって言っちゃってる、俺。

 

青春だなあ!女性との友情は成り立つのかなあ!続編が読みたいなあ。オススメです。(・∀・)

 

 

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学校のセンセイ (ポプラ文庫)

学校のセンセイ (ポプラ文庫)