「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「動物の値段」(白輪剛史)

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動物の値段 (角川文庫)

動物の値段 (角川文庫)

 

 この本のタイトルを見て!即、手に取った!!!オモシロイっ!へー!そうなっているんだー!(・∀・)!!!

 
「ライオン(赤ちゃん)45万円、ラッコ250万円、シャチ1億円!!動物園のどんな動物にも値段がある!驚きの動物売買の世界。その舞台裏を明かした画期的な一冊!! テリー伊藤との文庫版特別対談も収録」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・幼稚園の頃、買ってもらった動物図鑑を毎日眺めていた。その巻頭と末尾に動物園での餌というコーナーがあって、動物園で与えられている餌の種類や量が書かれていた。それがきっかけで小学生の時は漠然と動物園の飼育係になりたい毎日考えていた。動物園が好きでたまらなかった。動物園は楽しかった。一番好きだったのはライオンでもゾウでもなっくバーバリーシープだった。動物園はどこからバーバリーシープを連れてくるのだろう?」と問い合わせたらバーバリーシープは動物商から購入する」と書かれていた。そして、いつかは動物を買って動物園をやろうと考えた。
 
・アフリカは「動物の楽園」とイメージを抱く読者の方も多いと思うが、答えはNO。私にいわせりゃ今やアフリカは規模の大きいサファリパークと化しているとい言っても過言ではない。国立公園内の動物の個体数はレンジャーによって把握され。種類によっては全個体が個体識別されて管理されている有様だ。
 
動物園のどんな動物にも値段がある。動物の値段は生息数、入手難易度、輸送難易度、大きさ、飼育難易度によって決まる動物の値段をオープンにすることで、動物たちが直面する問題点、取引の問題点、動物園の苦労、裏方の仕事などが見えてくると思う。
 
・私のところには「ライオン欲しくない?ただでいいんだけど」とライオンをただでくれる電話が時々くる。増えすぎて困っているのだそうだ。動物は、欲しい人にはすごく価値があるけれど要らない人はただでもいらなのだ。
 
取引されている多くの動物がワシントン条約に抵触している動物だから高値で売買されていると言われる。これはあながち間違いではないが、本来は単に取引が多いからワシントン条約に記載されているのだ考えてほしい。絶滅に瀕しているわけではなく、国際取引によって絶滅の危機に瀕してしまうことを防ぐために記載されているのだ。
 
言葉は悪いがお金さえあればほとんどの動物を買える。正直、エキゾチックアニマルマニアの間では動物の価値は価格で決まっている。動物園を経営すれば入手できない動物は多分ない。でも買える」ことと動物が「飼える」ことは違うお金さえあればできるというものではない。もちろんお金がなくては動物も買えないし飼えない。
 
・ライオン(赤ちゃん)45万円
インドライオン 1800万円
ニホンザル 15万円
ゴリラ 8000万円
カバ 600万円以上
キリン 350〜1300万円
ジャイアントパンダ レンタルで3億円以上
シャチ 1億円
ラッコ 250万円
コブラ 12万円
コロンビアクジャクガメ 5万円
 
・地球上には哺乳類が約4000種いると言われているのだが、その約25%をコウモリが占めていることをみなさんはご存知だろうか?ざっと1000種だ。そのうち33種が日本に生息している。

 

コウモリってすごいんだねー!ビックリだねー!続編もあるみたいだね。動物好きには超オススメです!(・∀・)

 

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動物の値段 (角川文庫)

動物の値段 (角川文庫)