「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「キミが働く理由」(福島正伸)

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キミが働く理由

キミが働く理由

  • 作者:福島 正伸
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ようやく昨日、緊急事態宣言の解除があったね。この約2ヶ月のヒキコモリの中で、いろいろなことを考えました。考えざるを得なかった、という人も多いのではないだろうか。(・∀・) 自分の人生について、仕事について、家族について、これからどうしたらいいのか!?などなど。

 

さてこの本。この時代だからこそ「生きるとは何か」「働くとは何なのか」人が人らしく、自分が自分らしく働き、人生を有意義に全うするためのヒントが随所にちりばめられている。そのエッセンスを紹介しよう。

 

「定款って、何ですか」と聞きました。「会社の活動目的です」ということだったので、私は最初、「世直し」と書いたのです。すると「世直しという仕事はない」と言われました。それは大変なことだと思いました。「もし、世直しという大切な仕事がないなら、誰かがやらなくてはいけない。私がやります」しかし、まったく聞いてくれません。どうも書き方がるようです。そんなこんなで会社をつくるだけで2ヵ月もかかってしまいました。会社はどういうものなのか、株主とは何か、発起人とはどういう存在か、という会社の仕組みがわかったのです。「知らない」というのは成長できるということ、素晴らしいことだと思いました。発見があり、小さな感動がいくつもありました。
 
・事業がまったくうまくいかなかった頃思いつきました。世の中で、不可能を可能にした人、全員に会ってみよう」ということを。そうすれば、どうしたら事業が成功するか、どうしたら夢が叶うかがきっとわかると思いました。私は旅行会社と提携して世界中の成功者に会いに行くツアーを企画しました。毎回50人で行くのですが、50人でアポイントを取ると、誰でも会うことができるのです。そして、とうとう会いたい人には、すべて会うことができました。アポイントを取る一つのコツは人数だったのです。
 
・アルゼンチンは国家財政が破綻した国です。生活面でも困った人がたくさんいるこの国でどのくらいの人が自殺する人がいるかを聞きました。日本では3万人、交通事故よりいも圧倒的に多いです。ところがアルゼンチンではほとんどいない、ということでした。自殺という概念がないのだそうです。彼らにとって生まれたことがそれだけで幸せなことなんです。
 
ナスカ平原に行ってきました。その地上絵に人間の手のような絵が描いてあり、片方が指が4本でした。「指がない、手がない、目が見えないという人たちは、神様の化身であるという昔の教えがあるからだ」というのです。神様が人間社会に出てくるときがあり、そのときに普通の人間とは違う証拠をわざわざつくって地上に降りてくる。そういう神様の絵が描かれているというのです。南米では知的障害や精神障害も神様の証拠ととらえられている。これは大変ショックでした。この地域では手がない、指がないお子さんが生まれると、村中がお祝いに来たそうです。神様が降りた!」と言われて、その子は一生尊敬されて感謝されて生きるそうです。
 
「子どもたちは、笑顔で仕事をしている大人を見ると、その大人がやっている仕事を夢にするのですよ。きっと駅前で、笑顔でティッシュを配っている人たちがいたのではないでしょうか。スーパーでレジを打っている方々がいたのではないですか。だから、子どもたちはその人たちの仕事を夢にしたのです」どんな仕事でも笑顔で仕事をすれば夢になるのです。
 
・車に乗っているときに車の調子が悪くなって、車屋さんに持って行くと「症状が出ない」と言われることがあります。機械は直せる人のところに行くと、動き出すらしいのです。本当かどうかわかりません。わからないけれども、そういうことが時々あるのだそうです。
 
・就職予備校では,何をしていいかわからないという人には、やりたいことを何でもいいから50個、紙に書いてもらいました。そしてその中から2つずつ取り出し、比べていって、二者択一してもらいます。そして、最後に1つ残ったものをこれが君の天職だよ」とお伝えしました。中にはそれがきっかけとなって自分で会社を興し、その会社を上場させた人もいます。私はどんな仕事も、その人がやると、その人らしくしかできないと思っています。
 
人生においては、うまくことよりも、うまくいかなかったことがその人より人間として大きくします。そのときはつらいかもしれないけれど、長い目で見れば、必ず素晴らしい経験となります。また、うまくいかなかったことに意味を見つけると、本当に自分のやりたいことや自分が大切にしたいことが見えてくることがあるのです。
 
・もしもつらくて、悩んだり、苦しんだりしているのなら、私は人に相談に行くとか、人と会える場所に行くとか、とにかく人に会うことが大切だと思っています。
 
 
「一人の人間が手で掘った洞窟風呂」
 

いいねえ……ワタシも考えたよ−!これからは、これからも自分の「素質」に素直に生きていこうと再確認しました。オススメです!(・∀・)

 

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キミが働く理由

キミが働く理由

  • 作者:福島 正伸
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)