「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「禿頭考」(清水ちなみ)

f:id:lp6ac4:20200513051422j:plain

ワタシも年とともに頭髪がウスくなってきた。父と同じようなカンジだろうか。薄くなっても、完全にはハゲないと思うけど。(笑) まあ、これも老人力がついた貫禄かなと!(笑)(・∀・)

 

人類の有史以来の最難題にして、日本社会最強のタブー、そのメカニズムに迫り、屈指の“すだれ大国”として独自の文化を育んできた日本人の、世界的にも特異な「ハゲ観」の秘密を解き明かす。「ハゲ」をライフワークとする著者による、本邦初、楽しくて役に立つ稀有の研究書」そのエッセンスを紹介しよう。

 

これでやっと思う存分ハゲについて語ることができます。いま、私は喜びにうち震えています。ハゲを目標に定めて6年。ある女の子25歳。「初めてした見合いの相手がハゲでした」そーりゃーショックだったろう!愛はハゲに勝つのです。だから、もしハゲたとしても、愛らしい自分であればどうってことありませんね。ハゲに勝るものもある。まず最初にこれだけ言っておかなければなりません。
 
・見合いで一番大事なのはやはり「SEXできるかどうかの判断なのです。で、その場面にハゲ登場「ガーン」とショックを受けるのです。ここで冷静に考えてみます。SEXに頭髪は必要でしょうか?ハゲはSEXに連動した二次災害です。ハゲは、一番重大で一番深刻な問題なのです。なぜならばハゲは「もてない」ということにつながっているからです。
 
ヴェルサイユ宮殿を造ったことで有名なルイ13世ですがかなり進行の早いハゲで、23歳になった1642年に、ついにブロンドの全頭カツラをかぶるようになった」んですって!23歳にしてカツラをかぶるほどのハゲ頭とは!35歳でかぶったルイ14世は、晩年になった白いカツラをかぶるようになったそうです。で、今度は白髪のカツラがヨーロッパ中で流行するようになります。白髪のカツラといえば思い出すのがバッハです。バッハがカツラをかぶらずに本来の素の頭で肖像画になってくれていたら、彼の風貌と音楽はもっともっと一体感を持ってたんじゃないかなー、なんてことを思います。
 
日本では「ハゲはすけべ」、アフリカでは「ハゲは金持ち」おもしろいじゃなないですか。
 
・学歴、身長、年収は妥協しても、「ハゲはイヤ」この一点だけはどうしてもゆずれないらしい。28歳のおぼっちゃまだと聞き、行ってみるとツルッパゲが座っていた。お父様と思って挨拶したら本人だった。ゆるせん」「25歳の時、ハゲの精神科医と見合いした。私は泣いて嫌がったのに、両親は勝手にOKの返事をしてしまった。そしたら結局断られた。ハゲと勝負して負けたのは私の一生の汚点です」「先日お見合いパーティに参加したとのこと。ひとり3分ずつの会話で、次から次へとハゲがめぐってくるのでびっくりした。そのうち目が慣れてきてしまい、冷静に観察した結果、ハゲからの種類の多さに感動した世界中のハゲの様子を一日で見てしまったようだとも行っていた」

 

なーるほど!ナットク!そして勇気づけられる!(笑)オススメです!(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20200513051422j:plain