このタイトルに惹かれて読みました!いや〜すごい!かつてこんなCMがあったの!?まさに「広告は時代を移す鏡」だね〜。
「画像385点収録!こんなモノがあったのか!ナゾだらけの草創期テレビCMの実態とは。「名作」とはひと味ちがう、無名の発掘物でたどる「もうひとつのテレビCM史」。CM史研究の第一人者が解き明かす」そのエッセンスを紹介しよう。
・この本では徹底して無名の作品、 しかもこれまでほとんで扱われることのなかった最古の時期、 具体的に言うと、日本初の民間テレビ放送局・ 日本テレビ放送網が開局した1953(昭和28)年から、 東京オリンピックの1964(昭和39) 年くらいまでの創成期のCM(コマーシャル・メッセージ)から「 もうひとつのテレビCM史」 を記述しようというのがこの本のテーマである。
・今ではCMをしなくなったタバコ。「ハイライト」 は今ではもっともキツい部類に入るヘビーなタバコだが「 軽いタバコ」とうたっていて驚かされる。むせかえるほどの辛口、 あれを軽いと感じるとは、 健康志向の強まった現在の感覚ではなかなか理解しがたい。
・「麺類用雪印バター」の「バターうどん」「バターそば」 という言葉のインパクトに惹かれた。当時の人々にとっては、 それがおいしかったかどうかはともかく、 そのこってりした味こそが滋養に富んだ食品の象徴であり、 体中に栄養が行きわたる実感をもたらしてくれたのではないか。
・昔は今のように水分を持ち歩く習慣がなかった。 水や麦茶は携帯用に商品化しておらず、 水筒はかさばるので常時持ち歩けない。 多くの人は外出先でのどが渇いたら公園や水飲み場で水を飲んだ。 給水器がいろんなところにあり、そこで水を飲んでいた。
その他、「ミッションコーラ」「歌う雑誌KODAMA( ソノシート付き雑誌)」「ドリームランド(奈良)」「 積水化学のポリペール(フタ付きプラスチックごみ箱)」「 衣服の破れのセロテープ」「S&Bガーリック」「 青焼きから静電式へコピー機の革命「リコピー7」」「 町のオアシスー紙コップ式ジュース販売機」「ガス冷蔵庫」「 ウインナなるへそチョコレート」「江崎グリコ「 鉄人28号グリコ日光写真」」「野球カード入りジンタンガム」「 現存最古の政党CM」「キングトリスガム= 現役時代の川上哲治が出演」「NHK「 ごはんの前には手を洗いましょう」」「 津村順天堂の紙切り天気予報」
など。
これはぜひテレビで特番をやってほしいなあ。永久保存版にしてほしいなあ。オススメです!(・∀・)♪