「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ」(ひすいこたろう)

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できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ

できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ

  • 作者:ひすいこたろう
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

先日、講演会でようやくお会いすることができた天才コピーライターのひすいこたろうさん。そこ会場で買った本がコレ。ひすいさんの息子、ユータロー君が幼稚園の頃から高校2年生になるまでに、実際にあったやりとりをまとめたもの。このエピソードが天才の片鱗が見え隠れしている!そのエッセンスを紹介しよう。

 

・大人になると、子どもの悩みは小さな悩みに見えます。でも、子どもから見ると、大人であるあなたの悩みっだって小さく見えるんです。「え?そんなことで悩んでいたの?で、何が問題?」って。子どもの悩みは、大人が解決できるけど、大人の悩みは、子どもが解決できるんです。
 
 
・息子が英語で0点を取ってきたことがありました。高校受験が迫っている中での0点。「お!0点か!とおちゃんは0点の答案用紙、初めて見たぞ」
すると息子は、こう言ってニヤッと笑ったんです。
「自信あったんだけどね〜」
イヤイヤイヤイヤ、普通、0点って、絶対、自信ないはずなんです!
 
・息子が中学生の頃、一緒にファミレスに行ったとき、ケーキを床に落とし、でもそれを拾ってそのまま食べようとしたので「汚い!やめなさい!」と言ったら、
「とおちゃん、オレにとって床も皿だぜ」
そう、サラッと言ったんです。皿だけに。超ドヤ顔で。
 
・息子よ。キミがお菓子を食べていたときのこと。口の周りが砂糖だらけになって、カミさんから口の周りが砂糖ついてて汚い!」って叱られたとき、キミは平然として
「これは非常食だ!」
口までの距離わずか1cm。世界で一番近い非常食だね。
 
・息子よ。あるレストランで、キミはコーラを頼んで、出されたコーラをひと口飲むやこう言ったね。
「とおちゃん!!!!!このコーラ、ペペロンチーノの味がする!
しないから!絶対にしないから!
「とおちゃん、わかっちゃったよ。極秘のコーラの作り方。絶対、ペペロンチーノをすりつぶしてる!」すりつぶしてないから!
 
・息子よ。料理が苦手なかあちゃんが、カツを揚げてくれた日があったよね。でもやっぱり失敗しちゃってコゲコゲになっていた。そのとき、キミは、もりもりカツを食べて
「逆に、うまい。逆に!」って言ってたよね。かあちゃんもそのひと言に感動してたけど、とおちゃんもそんな美しい「逆に」の使い方、初めて聞いたよ。
 
・「算数のテスト、全然わかんないだろ?」僕がそう尋ねると、キミはこう言ったね。
「大丈夫だよ、とおちゃん。オレ、テストのときは、後ろの子の答えを見てるから大丈夫」「……」普通、席が横の子のを見るのがカンニングの鉄則だろ!!(笑)
 
・息子よ。ある年の夏休みを終えた朝、キミはこう言ったね。
「とおちゃん、オレは一世一代の賭けに出ることにした!」「何?どうした?」
「夏休みの読書感想文、去年と同じものを出そうと思うんだ。」「一世一代の賭けってそこ?……でも、先生、確か去年と同じ先生だよね?」「とおちゃん、だから一世一代の賭けなんだよ。先生が去年の読書感想文を覚えてたらアウト!でも、オレは覚えていない方に賭ける!」一世一代の賭けに出るところが間違ってるから!
 
・息子よ、キミとモスバーガーへ行ったとき、キミはこう感動してたね。
モスバーガー、しばらく食べないうちに腕上げたなー。きっとすごいアルバイトがはいったんだろーなー」腕上げたなーって、しかも、すごいアルバイトって……。
 
・息子よ、カミさんの誕生日にキミは、こう言ってお祝いしてたね。
かあちゃんおめでとう。最高の誕生日プレゼントを用意したよ。オレ!オレ!オレ!最高のプレゼント、オレ!いい子が生まれてきてよかったね」カミさんは苦笑いしてた……。
 
・息子よ、受験が迫っても全く勉強しないキミに、カミさんは怒り爆発で、ついにキミは塾に送り込まれていたね。キミは、ソファーにすっと立ち、こう宣言した。
「塾に行くなら、オレは、もう二度と家庭に、勉強は持ち込まない!」そもそも塾に行く前から、家庭には勉強を持ち込んでなかったことを、とおちゃんは知ってたぞ。
ある夜、8時を過ぎているのに、キミは家でゲームをしていて、僕はあわてて「もう8時だよ!塾の時間になってるよ!」って言ったら、キミは声を張り上げてこう言ったね。
「あんずるな!」とおちゃん、初めて言われたよ。この日は、キミが戦国武将に見えた。
 
・息子よ、高校一年生にして、赤点を4つも叩き出し、キミが進級から今最も遠い男だ」と先生から言われてしまったそうだね。でも高校二年生に進級できると遠足はディズニーランドなのだそう「先生は、キミと一緒にディズニーランドに行きたい。がんばってここは勉強して高校二年生に進級して一緒にディズニーランドに行こう」でも、キミはこう言ってたね。
「進級できなくても、その日、オレ、プライベートでディズニーランドに行くから」おおおおおーい!先生のアツい情熱、台なしだ(笑)。
 

この子は大物になるなー!(笑)笑えるなー!親の顔がみたい!(笑)超オススメです!(・∀・)♪

 

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できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ

できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ

  • 作者:ひすいこたろう
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)