さて、この本「本書には、長嶋茂雄の生い立ちから、節目節目に語られた言葉と映像がつまっている。その言葉遣いはともすれば誤解されがちだが、真に「肉体を持った言葉」(糸井重里)であり、スポーツの本質を伝える言葉にほかならない。生涯を野球に捧げた“燃える男”の、真実の姿がここにある。国民栄誉賞受賞を祝して、ここに名著が蘇る」そのエッセンスを紹介しよう。
・「ぼくのバットマン生活の土台は、あの4三振でつくられた」
・「ご覧のとおりにのありさまですよ。今日は全然ダメでした。 もちろん狙ったです。ファースト・ ヒッティングでやろうと思って……、 振っても当たらないんだもの。 やっぱり堅くなってたんでしょうね。 ぼくはもうとにかく初めてですよ、ああいうスピード・ボール…… 悔しかったさ、そりゃもう。最後のころなんか、 カッカと頭に血がのぼって。でも、あれほどいい三振もなかった。 あれほど生きた三振というのもなかった」
・ヤマ勘打者、動物的勘と巨人に入ったころからいわれていたが、 それはちょっと違うんだ。実際、 ヤマだけであの小さな球を打つことができると思うか。 ヤマだけで三割を打つことは絶対できないことなんだよ。 いままでいわれ続けてきたので黙っていたが、 いままで一度だって、ヤマをかけたことなんかない。 ただ球を無心で打つ。好球必打の鉄則で、ずっとやってきたんだ。 だからこそ、三割も何回か記録した。 ぼくはヒットを打つことだけに生涯を賭けている男なんだから。 たった一本のヒット、一本のシングルに賭けて、 毎日毎日歩き続けた男なんだ。
・野球の原点は、力と情熱だ。
・チンポコを、ひざでギュッと、はさみつけるように構え、 打つ瞬間に、チンポコを前に突き出して……。
・ほんとうは怖いんですよ。チキショウとがまんするんです。 でもぼくは、 ビーンボールを投げてくるようなファイトの投手が大好きです。 グラウンドは勝負の場ですからね。 ぼくが投手だったらやはり投げるでしょうよ。 やられたらカッときます。忘れられません。 死球がよけられなくなったら終わりだよ。ぼくは自信がある。 体力・気力が充実していれが、絶対逃げられる。
・自分にヒットが出ずに負けた日は、 なんだか取り返しのつかない罪を犯したような、 みじめな気持ちになる。
・失敗は成功のマザー。
「鯖は魚へんにブルー」っていうのも名言(迷言)だよねー!(笑) 長嶋さんの息づかいが聞こえてくるようだ!オススメです!♪