まだまだ知らないことってたくさんあるもんだね〜!秀吉を手玉にとった「曽呂利」は知らなかったなあ〜〜!豊臣秀吉に御伽衆として仕えた、曽呂利新左衛門!知ってた!?(・∀・)
「秀吉はん、お耳を貸していただけまっか。堺の町に秀吉を愚弄する落首(狂歌)が放たれた。犯人は鞘師の曽呂利新左衛門。討ち首になるはずだった曽呂利だが、持ち前の才覚で死罪を逃れた挙句、口八丁手八丁で秀吉に取り入り、幕下の一員に収まってしまう。天才的な頓知と人心掌握術で気味な存在感を増す鮟鱇顔の醜男は、大坂城を混乱に陥れ――この奇妙な輩の真意とは一体!?新感覚歴史エンタテインメント!」そのエッセンスを紹介しよう。
・「なあ、お願いがあるんやけど。わしの才を買うてくれ」
「お前の才か。お前に何ができんねん」
「何もできひんわ。茶も連歌も中途半端や。でも、わしには口があるで。この口でやれることをやる。知っとるで、あんたら、そういう欲しいんやろ」
・「のう、関白はん。お役目料についてわしから中身を催促してもええでっか。一日目には米一粒をいただく。これでどうや。けど、二日目には倍の二粒、三日目には倍の四粒頂きます。そうやって前の日の倍を貰うあんばいで、百日まで頂きたいんや。何せ貧乏暮らしが長かったもんで、毎日少しずついただきたいんや」
・曽呂利は、商都として名高い泉州堺で刀の鞘(さや)を作る鞘師をしていて、刀が鞘にソロリと入ることから曽呂利と称したという。
石川五右衛門、千利休、豊臣秀次、石田三成など曽呂利に翻弄されるストーリーが痛快だっ!口八丁手八丁!いいねえ!歴史の教科書にしたいね。オススメです。(・∀・)!