一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「歌謡曲から「昭和」を読む」(なかにし礼)

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いつの間にか消えてしまった「歌謡曲。そしてミュージシャンであるワタシが音楽を聞かなくなったのは平成になってから。「歌謡曲」はどこに行ってしまったのか!?

 

「昭和から平成へと時代が変わって二十余年、日本の音楽業界は激変した。嗜好する楽曲の分散化、ジャンルの細分化、パッケージの簡素化などなど。なかでも象徴的な例は「歌謡曲の衰退」。歌謡曲は、今どこへ行ってしまったのか?「歌謡曲は、社会的一体感の喪失、ライフスタイルの変化、音楽の細分化、メディアの多様化などによって存在基盤を失い、昭和とともに終焉した」その謡曲が近代日本という時代のなかでどのようにして生まれ、時代と併走し、終焉していったのか「歌をとおして見る一つの昭和史」そのエッセンスを紹介しよう。


平成の時代も20年をとうに超えた。ということは、歌謡曲の終焉からも、すでに20年以上がたったわけだかつて歌謡曲という枠組みが存在していたころから歌っている森進一石川さゆりは、当時はまずもって歌謡曲の歌手だった。さらに細かくいうなら、謡曲の一部である日本調の演歌を主として歌うという意味で演歌の歌手でもあった。つまり「主として演歌を歌う歌謡曲の歌手」だったわけだ。それが、その後歌謡曲という枠組みが消滅したので、今はもっぱら演歌歌手と呼ばれている。だから平成12(2000)年にデビューした氷川きよしの場合は、はじめから演歌歌手である


謡曲とは何より流行歌のことである。すなわち「ヒット(流行)をねらって売り出される商業的な歌曲」だ。大ヒットした曲は多かれ少なかれ、時代をつかんでいるということだ。その時代の空気をすくい、それを詩・曲・歌の共同作業によって人びとに差し出す。その歌は時代を映す鏡たり得たのだ。



謡曲は昭和という時代と併走し、時代を映してきた。歌謡曲の役割と歌謡曲を必要とする世の中は、いつまでもつづくかに思われた。ところが、謡曲の世界が消滅する日がやってきた。昭和から平成へと移るころである。



・1970年代(昭和45年〜54年)の歌謡曲の黄金時代は同時に、歌謡曲が終焉へと向かう道のとば口にもあたっていた。そのキーワードは「デジタル」であり、具体的にはコンパクト・ディスク(CD)の爆発的浸透である。簡便さ、製作コストの安さで若者はもうテレビの音楽番組などを見ることもなく、一人部屋にこもって自分の好きな音楽だけを聴くことができるようになった。するとそれまで家族で音楽番組を見ることによって保たれていた音楽の共有性が消滅する。つまり、家族が共通で知っている曲がなくなってしまう。当然、全国のだれもが知っている曲などあり得ない。こうして全国的なヒット曲というのはどんどん減っていくことになる。それは、ヒットすることをめざしてつくられる歌謡曲にとっては目的そのものがあらかじめ奪われることである。


謡曲という名称はそれほど古くない。昭和8(1933)年にNHKが従来の「流行歌」に替わるものとして本格的に使いはじめたのが最初だから、まさに昭和生まれだ。当時、流行歌は低俗な音楽とみなされていたので、その名称を放送ではなるべく使いたくなかったというのが変更理由のひとつである。「歌謡」とは言語と音楽がむすびついた表現形式の総称である。歌謡のことを古代のやまとことばでは「うた」といった。原初の「うた」は世界中のどの地域にもある。人間の暮らすところには必ず「うた」が生まれてきた日本の「うた(うたう)」は「うつたふ(訴う)」と同根の言葉で、もとは神に訴える、あるいは相手に理解を求める行為をさしているという説や、言霊によって相手の魂を「打つ」からきているという説、あるいは拍子をとるために手や楽器を「打つ」とする説など、どれもなかなか説得力がある。


西洋音楽の導入は特筆すべきものだった」「昭和初期の歌謡界」「軍歌と歌謡曲」「音楽ビジネスに起きた革命」「音楽出版社とフリー作家」「歌謡曲の歴史を代表する10のヒット曲」「わが心の歌謡曲ベストテン」など。

 

やっぱり昭和の歌、特に40年代〜60年代の歌はドンピシャ!いいよね〜!オススメです。(・∀・)♪

 

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