一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「人口減少と鉄道」(石井幸孝)

  


人口減少と鉄道 (朝日新書)


子どものころ、国鉄のテレビCMで「愛国」から「幸福」行きのきっぷが話題になった。バカ売れしたんだよね。でもその後、国鉄がJRになり、廃線となってしまった……。そういえば国鉄スワローズって球団も持っていたんだもんねえ。(・∀・)


さてこの本。「全国の路線、鉄道会社を徹底分析!危ないのはどこか?生き残りの条件は?ついに日本が足を踏み入れた人口減少時代。需要が急減する未曾有の状況でも、打つ手はまだ残されている。国鉄改革に命がけで取り組み、構造的に赤字を免れない「三島会社」JR九州を率いること15年。料金やダイヤ改正など正攻法の改革の傍ら、多角経営への邁進で経営を軌道に乗せた経営者が、画期的観光列車や新幹線物流はじめ、人口減少時代にも食べていける秘策を明かす!」そのエッセンスを紹介しよう。


・私が生涯取り組んできた鉄道という事業は、人口減少による需要減という余波をもろにかぶり、危機に瀕することになる。これは鉄道に限ったことではなく、あらゆる産業が同じ危機に見舞われることになる。


・1987年4月、JR九州の初代社長になった私は、新たに生まれた6つの旅客会社の中で「三島会社」と呼ばれる九州・四国・北海道、そして貨物の4社は、構造的に赤字が必至だった。一番の脅威だったのが、鉄道のお客様が高速道路・高速バスに奪われることだった。九州では、高速道路と高速バスが抜群に強い西日本鉄道は全国でも最大クラスのバス会社である。


JR九州の基礎需要はどう計算しても減少する。私は覚悟して、プラス思考と常識返上を誓った。「鉄道」以外で食べていく「鉄道会社」を目指せばいい。鉄道会社というブランドを大事にしつつ、利益は多角経営で出す。厳しくもあるが、やりがいはある。JR九州がやったことぐらいは序の口、必須科目に過ぎない。鉄道が生き残るためにはもっともっと斬新なことを行わなければならないだろう。


その他、「超高齢化社会での新幹線・都市交通の役割」「新幹線の物流活用と深夜時間帯の活用」「企業ブランドは車両デザインから」など。


新幹線の物流活用は、目からウロコ!絶対にやるべきだろう!鉄道ファン必読!オススメです。(・∀・)


  


人口減少と鉄道 (朝日新書)