「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「デリヘルドライバー」(東良美季)

  


デリヘルドライバー


毎年、300〜400冊の本を読み続けて20年。なぜ、そんなに本を読むのか?一度しかない人生を読書によって、疑似体験できるからだ。自分の世界や視野が広がるからだ。(・∀・)!

さてこの本。「デリヘルドライバー」って職業(?)というのがあること自体、知らなかった…。


「男たちの欲望と女たちの切ない思いを乗せて。東京の夜を走り続ける男たちの真実。デリバリーヘルスは、ほとんどが夕刻から早朝にかけて営業される。文字通り夜の闇に覆い隠されているとも言える。そんな闇に包まれたデリヘルの内情を、誰よりも肌で感じているのがデリヘルドライバーたちだ。バイオリン学生コンクール日本一、ヤクザ、闇金、プッシャー、風俗店経営者、元女性で性転換の後にデリヘルドライバーに……さまざまな道のりを経て、デリヘルドライバーという職業にたどり着いた9人の男たちのドラマ」そのエッセンスを紹介しよう。



・本書は、デリヘルドライバーという職業に就いた男たちの物語である。デリヘルドライバーたちは、いったい何を見て、何を感じ、何を思うのだろう。彼らがどんなきっかけで、どんな人生の道のりを経てデリヘルドライバーという職業にたどり着いたのか。それはこれから登場する9人の男たちの物語が明らかにしれくれるだろう。


「風俗嬢は女の最後の砦」といわれたように、デリヘルドライバーは「男の最後の砦」なのかもしれない。なぜなら性風俗業界自体は「それでも稼げるかもしれない」という女側の希望と、「いい女と出会えるかもしれない」という男の妄想に支えられて、いまだ増殖を続けているからだ。


東京の闇夜は、そこに生きる人々の幻影を映し出すスクリーンだ。実態も希望すらなく、あるのは寂しさと欲望だけ。そしてデリヘルドライバーたちは、今夜もそんな闇を切り裂き走り続ける……。


まさに「闇の世界」なんだね……。こういう世界があるんだね……。まさに人間ドラマだ!オススメです。(・∀・)


  


デリヘルドライバー