一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「菊とバット【完全版】」(ロバート・ホワイティング)

 


菊とバット〔完全版〕


今、オールスターゲーム真っ最中だね。野球っていいよね。大好き。次に生まれ変わったら間違いなく野球選手を目指す。(・∀・)


さて、この本は野球を通じての日米の文化の違いを書き著した名著の完全版。「長嶋、王、稲尾、江夏、村山…きら星のごとくスーパースターが活躍していたプロ野球の黄金時代。誰もが野球に熱狂していた。それから四半世紀余、球界はどう変わっただろうかイチロー、松井ら有力選手が次々と大リーグへ渡り、テレビの視聴率は急落。オリックス近鉄の合併問題は、ついに史上初のストへと発展した…。

本書は野球を通じたユニークな日米比較文化として知られ、来日する外国人選手のバイブルともいわれる名著である。往時とすっかり変わってしまったこともあれば、十年一日のごとく変わらないこともある。そこからは、懐かしの名選手のエピソードや、「和」「武士道」などのキーワードを通して、日米野球の根本的な違い、日本野球の本質、問題点が浮かび上がってくる。イチローのメジャー年間最多安打記録、プロ野球再編などの最新情報を加えた完全版」そのエッセンスを紹介しよう。


これは日本人について書いた本である。日本人が心から愛する“野球”というスポーツを通じて、彼らの文化を見つめた本である。一見したところ、日本の野球はアメリカの野球と同じように見えるが、じつはまったく性質が違う。日本という国を覗き見るのに野球ほど便利な窓はない、とぼくは考えた。


野球はビジネスであり、ゲームであり、大観衆を魅了するスポーツだ。しかも、日米両国の文化を、知性と感情の両面で比較できる共通の尺度でもある。日本社会に適応するよう、野球がどのように修正されたかを調べてみれば、東洋と西洋の相違点を数多く把握できるにちがいない。


日本は野球ファンの天国である。野球のニュースから離れると禁断症状を起こし、ナイター観戦を欠かせない“野球狂”は、この国に生まれたことを心から感謝すべきだ。


・野球選手がグラウンドの外で交遊している光景など、アメリカではほとんど見られない。オフにはそれぞれ自分の好きなことをするのに慣れているから、球場の外でチームメイトと会うことはめったにないのだ。ところが日本の場合たとえば独身者はたいていチームの寮に住む。ほぼ一日中、チームメイトと顔を付き合わせているわけだ。酒を飲んだり、麻雀をしたり、ゴルフコンペがあったり、チームに連帯感を養うために、オーナーはさまざまな宴会や儀式を主催する。


長嶋茂雄という名前が日本人にとって何を意味するかーそれを正確に言い表すことはまず不可能だ。この読売ジャイアンツ監督であり元スター三塁手は、スポーツ界で最も愛され、最も賞賛され、最も話題になった人物、と言っておけば間違いないかもしれない。長嶋への熱き思いには、ヤンキース時代のベーブ・ルースのファンも脱帽するだろう。世界のスポーツヒーローを眺めてみても長嶋にかろうじて匹敵するのはブラジルのペレぐらいだろうか。アメリカのプロスポーツ界でも、長嶋ほど国民の心をしっかりつかんだ存在は、ジョー・ディマジオ以来とんと出ていない。


アメリカの選手やコーチ「ファンが何をぬかそうと、知ったこっちゃない。俺たちの仕事は勝つことさ、ダレた試合だって何だって構うもんか。勝てばいいんだ、勝てば」日本の選手は、ケガをしたといっては謝り、スランプに陥ったといっては謝り、勝ったピッチャーでさえ「完封できなくてすいません」と謝る。日本では“謝罪”はもっとも有効な社会的手段である。


やっっぱりスポーツの王様は野球だよね、ゼッタイ!野球ファン必読っ!超オススメです。(・∀・)


 


菊とバット〔完全版〕