一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「愛蔵版 東海林さだお自選 なんたって「ショージ君」

 


なんたって「ショージ君」 (文春文庫)


この本はミュージシャンだったらベスト・アルバム東海林さだおさんのベスト・オブ・ベスト!この一冊で東海林ワールドの名文に触れられるっ!!!(・∀・)


ショージ君はこうして生まれた!ついに出た愛蔵版!甘酸っぱい初恋から、漫画家・文章修業まで、知られざる疾風怒涛の時代に迫る。抱腹の「痛快対談」「傑作エッセイ」「アイデア帳」「マル秘グラビア」他がつまった、一字千金のまるごと“さだおブック”。すでにショージウイルスに感染している人、まだ危険ゾーンにいる人も、この一冊で不治になる。そのエッセンスを紹介しよう。


・恥ずかしながら、この年齢まで一度も「お花見」をしたことがない。しなくてはいけないということもないが、日本人としてなんとなく引目を感じる。桜は日本の国花である日本人であるならば、桜とのつきあいは深いほうがいい。中学生、高校生などの男女交際の度合いの尺度に「Aまでいった」「Bまでいった」とかいうのがあるが「この際、一挙に桜とCまでいってしまいましょ」と衆議一決して、上野の山へ出かけていった。


夏は暑い。太陽の熱が、脳天のところからジリジリと内部に食い込んでくる。魚を焼くときは、「遠火の強火」がいいとされているが、まさに脳天の遠火強火焼きである。呆然となった、思考力がたちまち半減した。


動物園のパンダ舎の前でパンダを見ている人の言うセリフはいつも決まっている。パンダが寝てれば「寝てる!」と言い、起きてれば「起きてる!」と言う。笹を食べてれば「笹食べてる」と言うし、歩いていれば「歩いている」と言う。いなければ「いない」と言う。見ればわかるってば。


・(蕎麦がラーメンに)「それにしても、おたくら、ケチくさい商売してますな。わたしら、ダシひとつとるにも、これはどこの鰹節だ、薩摩だ、これはどこの昆布だ?利尻だっていうふうに、最高のものを、値段のこともかまわずに使ってるわけだけど、おたくらなに?鳥の骨?豚の骨?牛の骨?野菜クズ?馬の骨は使わないの?これはどこの馬の骨だー!なんて


醤油かけうどんは究極のうどん料理である。裸一貫、身にまとうものは一つもない。ユニフォームなしの真剣創部だ。数あるスポーツの中で相撲のようなものだ。うどんと醤油が裸で渡り合う。いやいや、相撲はフンドシをしているが、この勝負はフンドシさえしていない。小錦水戸泉が、フンドシをはずして取っ組み合っているところを想像していただきたい


その他、「桜咲イタ咲イタ」「夏だって楽しい」「上野ーその秋」「おせち料理について」「博多の夜の食べまくり」「サファリ・イン・アフリカ」「新解魚類図鑑」「おでんに苦言」「東京麺類サミット」「食味評論(定食編)」「立ち食いそばを「評論」する」「食べもの賞賛 陽の当たる場所」「ビン詰めかわいや」「ファジーな注文」「舟盛りの思想」「正午の月給取」「出前出発の真実」「赤飯の不思議」「醤油の奇跡」「おいしい水」「春先のお出かけ」「すわるおばさん」「やかんの告白」「サンダル」「ボルトとナット」「人体の言い分」「フタを叱る」「冬季オリンピック大批判」「ドッコイショ大研究」「岡潔センセイと議論する」「初恋物語」「白昼堂々の家出」「漫画行商人」など。


この本は一家に一冊。愛蔵版として家宝にすべし。超オススメです。(・∀・)


 


なんたって「ショージ君」 (文春文庫)