「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「焼き鳥の丸かじり 40」(東海林さだお)

 


焼き鳥の丸かじり (丸かじりシリーズ40)


またまた東海林さだお氏の本。いいなあ、面白すぎるなあ、笑えるなあ!(・∀・)

「串外しはNG!!」の記事に思う。焼き鳥を串のままかじるとなると大きく口を開かねばならず、とくに女性の場合、口の周辺に施された濃密で細密な細工が打撃を受ける。串にしがみつく砂肝をどうするか?抱腹絶倒の東海林ワールド、シリーズ最新第40弾」そのエッセンスを紹介しよう。


【焼きそばにちょい足し】


いまは何でも「ちょい」の時代。何をするにも「ちょい」。ちょい飲み、ちょい食べ、ちょい遊び、ちょい旅行、ちょい結婚なんてのもある。ちょいの反意語は「うんと」この、ちょい流行りのちょい飲みがいま大流行りにはやっている。ネットで「ペヤングソースやきそば」を調べるとペヤングちょい足し」という項目が出てくる。この項目がとても賑やかだなのだ。


https://matome.naver.jp/odai/2147954665976910501


【粘らざるも納豆】


納豆はいま深く傷ついていると思う。こんな時代がくるとは夢にも思っていなかったはずだ。これまでの自分の生きてきた道は間違っていたのだろうか。粘ること、粘って糸をひくこと、このことだけを信条としてこれまで生きてきたのだ。納豆一家は豆界の名門である。この道一筋、一家は伝統を守り、営々努力、豆界に多くの貢献をし、その業績は高く評価され、まもなく文化勲章というその矢先の今回のこの事変の出来。粘ることを禁ず、というお上からの司令が出たのである。ま、いくら粘ってもいいが、なるべく控えめにね、という声が、納豆業界の中から澎湃(ほうはい)として起こったのである。


【鯰変じて鰻となる……か】


職業に貴賎はない。と言われている。動物はどうか。動物に貴賎はあるのか。魚はどうか。鰻と鯵とどっちが偉いか、と言われたらあなたはどう答える?さあ、早く答えなさい。でしょ。そうなのです。世の中というものはそういうものなのです。


その他、「午後一時五分前のエレベーター」「マッシュルームはかわゆい」「お茶の思い出」「ぶっというどん」「日本人はなぜおにぎりに海苔を巻くのか」「タンメンはブレず」「食パンはこう食べよう」「豆大福の豆物語」「辛いのはお好き?」「弁当における「ギザギザ」の力」「ニンニクの不思議」など。


目のつけドコロが違うよね。どうやってネタを探すのだろう。オススメです。(・∀・)



 


焼き鳥の丸かじり (丸かじりシリーズ40)