「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マツ☆キヨ「ヘンな人」で生きる技術」(マツコ&池田清彦)

 


マツ☆キヨ: 「ヘンな人」で生きる技術 (新潮文庫)


年末年始で溜まっているビデオを観ていると、マツコ・デラックス池田清彦先生が!よく出ているよねー!(・∀・)!そのお二方が共著を出しているとは知らなかった!


茶の間で引っ張りだこの人気タレント・マツコと、学会の主流になぜかなれない無欲な生物学者キヨヒコ。互いをマイノリティ(少数派)と認め合うふたりが急接近。東日本大震災後に現れた差別や、誰をも思考停止にさせる過剰な情報化社会の居心地悪さなどを徹底的に話し合った。世の中の「常識」「ふつう」になじめないあなたに、「ヘンな」ふたりがヒントを授ける生き方指南」そのエッセンスを紹介しよう。


・(マツコ)池田清彦先生は、おっぱいがAカップの女の人が好きなんだって。理由は「胸が大きいと、縛ったときにハムみたいになるから」それがイヤなんだって。そんなことをテレビの中でさらっと言うのよ。「縛ったときに」って……。ただのおもしろい人どころではないわ、と思ったのは、池田先生が若いときに50代後半のおじさんと援助交際をしていたという話を聞いたとき。池田先生が「おれさ、19か20歳くらいのときに、ホモのおじさんにほれられて、半年くらい付き合っていたことがあるんだけど。でも、ヤッてはいねえぞ」なんて仰ってた。その過去の話をちっとも衝撃的にもなく、さらりと言ってしまえる池田先生のメンタリティが、好もしく感じられたのよ。


・(マツコ)アタシね、趣味で女装をやっている頃は、ほんとに幸せだった。いまはもう、それが仕事になっちゃったでしょ。趣味が仕事になると実はものすごくストレスよ。唯一にして最大の癖であり趣味だった女装が、金銭を稼ぐ道具になってしまうと。「仕事が楽しい」なんて言ってる人はね、ちゃんと仕事をしていない!仕事はね、疲れるものなのよ!


・(池田)原稿を書くのだってそれなりには大変だから、いちおう書き終えると、ホッとして、酒を飲む(笑)酒を飲んでいるときは、ほとんど何も考えていないから、すごく楽だよ。ぼーっとしている時間があるのは大事だと思う。そのときには頭は完全に空っぽ。正しく「ぼーっ」とできないと、突然、なってはまずいときに健忘症になる。


確かに。ぼーっとする時間って大事だよね。ホンネのやりとりが実にオモシロイ!オススメです。(・∀・)


 


マツ☆キヨ: 「ヘンな人」で生きる技術 (新潮文庫)