東京に出てきて地下鉄に乗ったとき、渋谷や四谷の駅で地上に出るのにはビックリした!これじゃあ「地上鉄じゃん」!と思ったのはワタシだけではないだろう。(笑)
さて、これは、私の大好きな地理本ではないか!
「この高低差が愛おしい…。凹凸地形が奏でる街角のストーリー。日比谷、市ヶ谷、四ツ谷、千駄ヶ谷、阿佐ヶ谷…東京は「谷」に満ちている!その高低差を鑑賞・体感するために設立された東京スリバチ学会。十数年にわたるフィールドワークから導き出された、町の魅力を発見・増幅するためのユニークな視座とは?暗渠、階段、坂道、湧水、パワースポット、路線など――谷底の物語は知れば知るほど面白い!」そのエッセンスを紹介しよう。
・「山の手」と呼ばれる東京の都心部には坂が多く、ここが起伏に富んだ土地だということはよく知られている。しかし、その坂の多くが上り坂と下り坂が向かい合う構造の、つまり谷越えの坂であることはあまり知られていない。渋谷、谷中、四ツ谷、市ヶ谷、千駄ヶ谷、幡ヶ谷、茗荷谷など、東京には「谷」と付く地名が意外にも多く「谷」は東京を理解する、あるいは語る上での重要なキーワードのひとつに違いないのだ。本書では、スリバチ地形を介して出会ったエピソードの数々を紹介してゆく。いわば「スリバチ」が呼び寄せた町角のストーリーだ。読んだら町(谷)に出たくなった。そんな感想を抱いていただけたら何よりである。
ああ、町歩きがしたい!やっぱり「ぶらり途中下車の旅」のリポーターをやってみたいなあ。オススメです。(╹◡╹)