「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「海賊とよばれた男(上)」(百田尚樹)

    


海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)


いや〜!やっと読むことができましたよ〜!映画化にもなった話題のこの作品。予想以上のオモシロさ!(・o・)

確かにすべてのビジネスマン、必読だね〜!出光佐三がモデル。こんなスゴイ人だとは思わなかったー!


ページをめくるごとに、溢れる涙。これはただの経済歴史小説ではない。一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主 だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる」その名言集を紹介しよう。


・確かに国岡商店の事業はすべてなくなった。残っているのは借金ばかりだ。しかし我が社には、何よりも素晴らしい財産が残っている。一千名にものぼる社員たちだ。彼らこそ、国岡商店の最高の資材であり財産である。国岡商店の社是である『人間尊重』の精神をいまこそ発揮するときではないか。


馬鹿者!店員は家族と同然である。社歴の浅い深いは関係ない。君たちは家が苦しくなったら、幼い家族を切り捨てるのか。


・もし国岡商店がつぶれるようなことがあれが、ぼくは店員とともに乞食をする。


・もし、うちの店員たちが労働組合を結成し、ストライキを起こしたなら、ぼくはただちに国岡商店をたたむ。会社のすべての資産と全財産を精算し、全店員に退職金を渡して、乞食をする。


座右の銘「士魂商才」。なるほど〜響く〜!逆境や困難にぶつかったとき、この本のことを思い出すだろう。早く下巻が読みたーい!超オススメです!(・∀・)


    


海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)