10年前くらいに出会った本を再読しました。……実に深い……というか切ないというか、愛らしいというか……。(T_T)
まるで斎藤隆介さんの「半日村」を思い出しました…。短いので全文を紹介しよう。
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の ハチドリだけは いったりきたり
くちばしで水のしずくと一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います
クリキンディは こう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
何事も、まず第一歩から。できることから。大したことないというかもしれないけど、もしこれが大勢に波及したとしたら?世界が変わるかもしれない。イラストもステキ。オススメです。(^^)