「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」(辻信一)


10年前くらいに出会った本を再読しました。……実に深い……というか切ないというか、愛らしいというか……。(T_T)

まるで斎藤隆介さんの「半日村」を思い出しました…。短いので全文を紹介しよう。



森が燃えていました


森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました


でもクリキンディという名の ハチドリだけは いったりきたり


くちばしで水のしずくと一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます


動物たちがそれを見て 


「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います


クリキンディは こう答えました


「私は、私にできることをしているだけ」


何事も、まず第一歩から。できることから。大したことないというかもしれないけど、もしこれが大勢に波及したとしたら?世界が変わるかもしれない。イラストもステキ。オススメです。(^^)