「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「地獄めぐりのバスは往く」(中村うさぎ)


この本はスゴイ…まさに「生き地獄」というのはこのことだろうか…。


「皆さま〜、本日は「地獄めぐりツアー」にご参加いただき、誠にありがとうございます。わたくしが皆さまをご案内いたします、バスガイドの中村うさぎと申し ます。当バスは、皆さまおなじみの「浪費地獄」を起点に、買うも地獄、売るも地獄の「借金地獄」、「そういうおまえは、何様やねん!」とツッコミもにぎや かな「悪口地獄」、惨状に口もきけない「博打地獄」と、煩悩みなぎる名所を順繰りに回って参ります。さあ、阿鼻叫喚の旅へ、いざ出発進行!
そのエッセンスを紹介しよう。


中村うさぎ、41歳。物心ついた瞬間から物欲の虜になり、ついには買い物依存症という物欲者のをきわめてしまった因果な女…それが、この私である。「物欲」に加えて「見栄」と「勘違い」という最強のカードが2枚揃った時点で、初めて人は天下無敵の物欲最終兵器……「物欲の核爆弾」と化すワケである。


・「不況下の時代に、ひとりでムダ遣いしている中村さんの『元気な消費』の秘訣は、いったい何なのでしょうか?」この問いに対する答はひとつしかない。「それは、私は愚か者だからですっ(キッパリ)!」


買い物依存症に罹って約5年。その間、思い出すのも苦痛なほどの大金を買い物(おもにブランド物)に注ぎ込み、毎月のクレジットの支払いのために借金を重ねるという、じつに人間失格的な人生を送っているワケだ。そうだ、情けないだろう。こんな人生を送っちゃいかんよ、諸君。


…スゴイなあ…こんな経験をした人がいるんだあ…読むことによって疑似体験できるなあ。オススメです。(^^)