「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「猫大好き」(東海林さだお)


我輩は猫派である。わが家は、毎年「猫年」である。(=^・^=) カレンダーは、3つとも猫である。


さて、この本。「猫を愛し、内臓について考える。ショージ君の日常。猫や犬といつも暮らしているショージ君が考える猫の生き方研究から、内臓が偉いのか私が偉いのかを考えた大作まで、痛快エッセイ集」そのエッセンスを紹介しよう。


「猫大好き こんな生き方、許してニャン


隣人にこういう人がいたとする。
わがままである。気まぐれである。自分勝手である。人の気持ちを斟酌しない。
たとえば職場の隣の席の人がこういう人だったどう思うか。
イライラするし、目障りだし、気分は害されるし、お付き合いしようなんて到底思わない。それだけではない。
すぐ気が変わる。やたらにあくびをする。居眠りばかりしている。
こうなってくると誰だって、「いいかげんにしろッ」と怒鳴りつけることになる。
かつての漫才コンビやすしきよしのやすし師匠だったら、
「しまいにゃ、怒るで、わし」ということになる。


ところがこの隣人が猫だったらどうなるか。
「そういうとこがかわいいんだよね」と事情が一変する。
「わがままなとこがかわいいんだよね」ということになり、
「居眠りばかりしているところに癒やされるんだよね」
ということになり、やすし師匠だったら
「しまいにゃ、撫でるで、わし」ということになる。


ときには人のやっていることにちょっかいを出す。人の仕事を妨害する。
そういうことをしては困る、と言い聞かせても聞く耳を持たない。
しかし、相手が猫だと
「ほんとに、もう、わがままなんだからァ」などと言いながら頭を撫でてやったりする。
猫の習性としてよく言われているものの一つに嫌がらせがある。
この習性はすべての猫に具わっているらしく、猫を飼っている人ならば一度はこの嫌がらせを経験している。
ふつうの家では、台所に味噌と醤油を切らすことがないように、わが家では犬と猫を切らさない


その他、「ラーメン店の七不思議〜なぜ店主は高い位置で腕を組む?」「読書の秋の“食べ合わせ”〜一緒に読んではならない本」「摘録 断定調日常〜ショージは今日も吠える!」「蛸と日本人〜イカとは好感度が違いすぎる」「人生最高の幸せな一日」「国民栄誉賞イン東京ドーム〜長嶋氏と松井氏の長い一日」「東京駅で一日暮らす」「なぜ餃子にはヒダがあるの?」「内蔵とわたし」など。


やっぱりニャンコは、サイコーだねえ。オススメです。(=^・^=)