昭和39年辰年生まれの私は、龍、ドラゴンが好き。そして私と同い年の村山由佳さんが書いたドラゴンの本がコレ。
テーマは、井の頭公園の奥深く潜む、夜にしか開かない図書館。実際に、本当にありそうな描写なんだよね。
昼間は閉まっていて、開いているのは夜の間だけ。午後5時より前にここへ来ることはできませんし、午後9時半より夜になるとその日は外へ戻れなくなります。書棚には空想上の生き物たちに関する書物、幻獣、獣人、不死の者。妖精に霊、魔物の類。つまりはこの世のものならざる者たちについて書かれた書物が、書架のおそらく半分以上を占めている・
「生い立ちに消えない痛みを刻むオリエ。過去に妹を傷つけたことを悔やみ続ける兄・スグルと、彼を救済したい妹・マナミ。前世の記憶をもてあますキリコ。〈永遠なる〉ドラゴンに導かれるように集う彼らは、痛みとともに、それぞれの?性?と?禁忌?を解 き放ってゆく。ミステリアスな官能長篇」
村山由佳らしくないそれでいて新しい境地のストーリーだね。うーん…ミステリアス!オススメです。(・∀・)